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公開初日に50,000PVを記録したキッチハイクさんに聞く! Feed記事で伝える、企業の特別なストーリーのつむぎかた

こんにちは、Wantedlyビジネスチームの宇津木です!
突然ですが、皆さんはこちらの記事を読んだことはありますか?


叩くべきは木魚ではなくエンターキー。お寺生まれのCTOが出家と家出の狭間で、ついに見つけた自分がやるべきこと。 | 株式会社キッチハイク
1. 昔、何していたの? 実家がお寺で父親がお坊さんという一般的な家庭で育ったため、普通に生きていきたいと思っている将来の夢はサラリーマンという少年でした。タイトルに木魚とありますが、実家は浄土...
https://www.wantedly.com/companies/kitchhike/employee_interviews/51265


個人的には「お寺では死について学んでいたのでプログラミングはC言語から始めました。」が好きです。

そんなKitchHike共同代表 / CTO 藤崎さんのインタビュー記事は、現在までになんと66,902PVを達成!
Feedランキングでも数週間にわたり上位に君臨し、公開時に読まれた方も多いかもしれません。

こんな面白い記事どうやって書いているんだろう…
この記事バズったから採用も成功しているじゃないか…

そんな読者の方の心の声にお答えして、今回はこの記事を作成されたキッチハイクさんに、テーマ設定からFeed記事の効果まで、魅力的なFeed記事の書き方について聞いてきました!!


CTO 藤崎さん(左)と、COO 山本さん(右)


株式会社キッチハイクさんは、“食”でつながる地域コミュニティサイト「KitchHike」を運営するスタートアップ。「“食”を通して人がつながる幸せな暮らし」を実現することを目指しています。キッチハイクさんは、台東区東上野にある古い工場をリノベーションした「ROUTE COMMON」というシェアエリアにオフィスを構えています。

今回は、KitchHike共同代表 / COO 山本雅也さんにお話を伺いました。


66,902PVを達成!その人だけの特別なストーリーの作り方


ー CTOの藤崎さんの記事、面白かったです!

ありがとうございます!藤崎の生い立ちだけでなく、KitchHikeにかける情熱や未来をつくる思考が多くの方に届いて嬉しいです。KitchHikeチームが何を成し遂げたいのかもよく伝わったかと思います。


ーこの記事の公開後、応募に何か変化はありましたか?

Wantedlyや藤崎のFacebookに、お会いしたことのない多くの方からメッセージが届きました。ありがたいことに8割以上は仏教業界の方で「私も精進します」といった気合の入ったものばかりでした。なぜか漁師の方が1名いて「私の場合、叩くべきは、木魚ではなくカツオですね」というシャレたメッセージもいただきました。船の上から送ったのでしょうか。


KitchHikeさんのオフィスには、メンバーが集めた本やグリーンが並んでいる


ー本題に入りましょう(笑) Feed機能を利用してみていかがですか?

ひと言で言うと、良い出会いが増えました。具体的に言うと相性が良い候補者の応募が増えましたね。チームの理念やメンバーの思考、ワークスタイルをしっかり発信することで、本当にKitchHikeの理念に共感してくれた方が来るようになりました。“食”や“暮らし”という身近なテーマだからこそ、僕ら側はより明確に伝える義務があるし、候補者側にも深く考えてもらう必要があるのだと思います。


ーたくさんの方に読んでもらうために、心がけている事はありますか?

自分の当たり前は、他人の特別である」という視点です。メンバーごとに、そこを見つけて記事化しています。例えば、藤崎にとってお寺で生まれたこと、お坊さんであることは普通のことですが、その世界に詳しくない僕らにとっては特別なストーリーになります。自分のことを客観的に見てもらって初めて、その人だけの特別なストーリーが浮き上がるんです。

KitchHikeのようなスタートアップでは、より多くの方にチームの理念や社員のバックグラウンド、サービスにかける情熱などを伝えていく必要があります。コーポレートブランディングはスタートアップほど大事だと僕は思っています。

Feedを通した理念の共有が採用につながる


ーFeedはどのような目的で使っていますか?

KitchHikeではFeedを、

[1]KitchHikeの中の人のストーリーを可視化すること
[2]KitchHikeの理念と働き方を共有すること

の2つを目的として、積極的に活用しています。

会社内部では当たり前の日々の出来事や会社の理念は、外からは見えづらいと思うんです。なので「この会社には、どんな理念、人、価値観、働き方があるのか」ということをFeedを通して伝えたいと思っています。社内の暗黙知を社外に可視化することは、改めて社内でも共有する良い機会になります。コーポレートブランディングとチームビルディングは表裏ということですね。


ーなるほど…わかりやすいです。実際に、Wantedlyで何名採用できましたか?

現在メンバーは社員が8名とインターンが6名、数名のパートタイムメンバーの中で、6名をWantedly経由で採用しました。最近ジョインしたインターン生は、4月に出版されたKitchHikeの書籍から知り、Wantedlyのインターン募集を見つけて応募してくれました。


KitchHikeの原点が書かれた書籍『キッチハイク!突撃!世界の晩ごはん』(著:山本雅也)


ーFeedは採用において、どのような役割を果たしていますか?

候補者には、過去の記事を読んでいただいてから面接にお越しいただいています。Wantedlyはユーザーが気軽に応募できる(話を聞きに行ける)のも魅力の一つですが、相互が納得するマッチングのためには「理念やストーリーの共有」が大事だと思っています。

KitchHikeは小さなチームなので、福利厚生や給与などの面ではどうしても大企業と比較されてしまいます。その期待に応えるのは、正直難しい。だからこそ、今は理念や働き方、自分たちの手で未来を変えていけることに共感してくれる新しいメンバーを採用することだと思っています。その手段として、今はFeedに力を注いでいます。


魅力的なFeed記事の作り方


ーFeedのテーマはどのように決めていますか?

KitchHikeの理念、メンバーのバックグラウンド、“食”がテーマになることが多いです。

おいしいものにまつわる記憶、理念や思想、ストーリーもいつまでも色褪せません。流行に乗るのではなく、いつまでもその記事が存在できるように普遍的なテーマを扱うようにしています。


ーKitchHikeさんの記事はいつも写真が素敵ですが…

ありがとうございます。メンバーの自然体な魅力が伝わっていたら嬉しいです。KitchHikeのサービスにおいても、現場のリアリティをWebでもちゃんと伝わるように心掛けているので、写真が得意なメンバーがノウハウ共有をするなどして、全員が写真のクオリティを保つ努力もしています。



ーFeedはどのように書かれているのですか?

例えば、インタビューを受ける人に叩き台として事前にQ&Aに答えてもらい、Feedの執筆担当者とキャッチボールをしながら記事を作っています。記事のタイトルは、「本当に言いたいことはこれだよね」という部分を決めて、無駄なものを極力削ぎ落とし、短く、キャッチーなタイトルにしています。広告会社でプランナーの仕事もしていたので、この辺はいつも考えています。


ーFeedのPV数や反響などはいかがでしたか?

KitchKikeはto Cのサービスなので、Feedの記事でKitchHikeに興味を持って、実際にユーザーとしてご利用いただいた例も結構ありました。

もちろん、情熱を注いで作成した記事をたくさんの人に見てもらえると僕らも嬉しいですし、メンバーの士気も高ります。その点では、Wantedlyの「アナリティクス機能」で順位や数字が可視化されているのはとてもいいですね。


ー今後Wantedlyをどのように使っていきたいですか?

会社の様々な面を発信することで、共感して応募してくれる人との良い出会いを増やしていきたいです。

まずは、Feedでまだ紹介できていないメンバーのインタビューで、KitchHikeのユニークな面々の紹介と、「働き方」や「カルチャー」を発信したいですね。例えば、毎日お昼ごはんをみんなで作って食べる「まかない」や冒頭で紹介したKitchHikeオフィスが入居する「ROUTE COMMON」というエリアの紹介をしたいです。

まだ世の中にないものを作っていくチームとして「環境づくり」も大事にしているので、Feedを通してより多くの人にKitchHikeのカルチャーを伝えていきたいです。


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今後もWantedlyでは、Wantedlyを活用したステキなストーリーを発信していきます。
キッチハイクさん、ありがとうございました(^ ^)

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