採用動画の最新トレンド|動画の種類と作り方・活用事例も紹介

採用動画の最新トレンド|事例・制作のコツ・料金相場も徹底解説

慢性的な人材不足や入社後の低定着率、オフラインでの採用活動の制限など、昨今の採用に関する課題はさまざまあります。そんな状況下での採用活動において、近年「採用動画」を活用する企業が増えています。

採用活動における動画活用は、企業と求職者のミスマッチを防ぐ有効な施策です。本記事では、これからの採用活動のカギを握る採用動画のトレンドに関して、具体的な事例を交えて紹介します。

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採用動画とは

採用動画とは、企業説明動画・社員インタビュー動画・社内見学動画など、採用活動で用いられる動画全般のことを指します。文章だけでは伝わりにくい企業の魅力やリアルな雰囲気を伝えられるうえに、視覚的なインパクトを残せるためブランディングとしても効果的です。

採用動画の制作にはコストや時間がかかるものの、一度制作すればさまざまな場面でくり返し活用できます。企業説明会などのイベントで活用するのはもちろん、SNS・自社メディア・YouTubeなどの動画配信プラットフォーム上で公開すれば、多くの人材にリーチでき、企業認知度の向上や応募数の増加が期待できるでしょう。

採用動画の効果や、近年注目されるようになった背景は、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてご確認ください。

【参考】採用動画の効果とは?魅力的にするために押さえるべき3つのポイント
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruit_movie/

採用動画の最新トレンド

採用動画の最新トレンド

近年の採用動画のトレンドは、「リアリティ」「インタラクティブ(双方向)」です。

採用動画では、求職者が真に知りたい情報をいかに効果的に見せられるかがポイントになります。ただ採用条件を羅列するのではなく、社員インタビュー動画などで「社員は実際にどのように働き、どのようなモチベーションを感じているか?」といった、求職者が知りたいリアルを提供します。

また、企業からの一方的な情報発信は、求職者からは好まれません。重要なのは求職者とのコミュニケーションです。そのわかりやすい例が、後述する「インタラクティブ動画」です。

採用動画のトレンドとなっている動画について、具体的に紹介していきます。

  • インタラクティブ動画
  • 社員の1日を追ったドキュメンタリー動画
  • 座談会系動画

1.インタラクティブ動画

インタラクティブ動画とは、動画内にクリック要素が用意され、視聴者の選択によってシナリオや内容が分岐する動画です。

通常の動画は視聴するだけであり、テレビを見ることと同様に、視聴者が「参加」することはありません。

一方、インタラクティブ動画では、たとえば社員の1日を追った動画の中で選択肢が表示されるなど、視聴者の選択によって以降のシナリオが変わってきます。視聴者のアクションが動画コンテンツに反映されることで、双方向のコミュニケーションが実現するのです。

こうした参加型の動画を用意することで、求職者のエンゲージメントを高められます。

2.社員の1日を追ったドキュメンタリー動画

実際の社員を主役に見立て、働いている1日の様子を撮影するドキュメンタリータッチの動画も増えています。

動画内では、オフィスの様子や他の社員が働いている様子なども自然と映りこむため、リアリティを求める求職者にとって興味深い内容となるでしょう。

社員の1日のスケジュールを紹介するコンテンツは、採用サイトなどでも頻繁に見られますが、それが動画になれば、入社後に実際に活躍している姿などを求職者がより明確にイメージできるようになります。

3.社員座談会系動画

決められたテーマについて、社員同士が座談会形式で話をする動画もトレンドです。社員同士だからこそ気兼ねなく話せるような本音を知れるほか、リラックスした社員の姿から企業の雰囲気をイメージできます。

多くの場合、座談会系動画ではテーマだけが設定されていて、細かい台本はありません。司会役を設けずに、全員がフラットにトークするだけでも求職者にとって有用なコンテンツになります。

採用動画の主な種類

上記で紹介したトレンド以外にも、採用動画にはさまざまな種類があります。

  • 社長インタビュー動画
  • 社員インタビュー動画
  • 社内見学ができる動画
  • 採用説明の動画

採用動画は、求職者の記憶に残りやすい内容でなければいけません。そのためには、実際に働く「中の人」のリアルな姿をどれだけ見せられるかが重要になります。

1.社長インタビュー動画

採用動画の定番のコンテンツが、社長のインタビュー動画です。企業のビジョンや求める人材、ときには仕事に対する価値観など、代表者自身の言葉から発せられる想いは求職者への熱いメッセージとなります。

さらに社長ならではの苦労話や、そこから再起したエピソードなどがあると、より求職者の興味を惹けるでしょう。企業の自慢話のようなニュアンスにならないよう、成功のエピソードだけに偏らない構成が望まれます。

2.社員インタビュー動画

実際に働いている社員のインタビュー動画は、入社後の働き方をもっともイメージしやすいコンテンツです。

ひとりの社員にインタビューするパターンもあれば、座談会形式で複数の社員が登場するパターンもあります。演者が増えるほどスケジュールの調整が必要になるため、予算や工数も考慮して内容を決めていきましょう。

なお、採用したい人材像や、入社後に期待する役割にもよりますが、インタビューに登場する社員は社歴が浅い人からベテランまで幅広くアサインすることが望ましいです。

3.社内見学ができる動画

疑似的な社内見学体験の提供を目的とした動画も増えています。なかにはインタラクティブ動画の要素も加え、動画内で見学したい部署を選択できる動画を公開する企業もあるほどです。

新型コロナウイルスの感染拡大以降、オフラインのオフィス見学の実施は難しくなっています。その代替として、社内見学動画は社内の雰囲気を伝えるための最適なコンテンツです。

4.企業紹介の動画

ここまでは「動画ならでは」のコンテンツを取り上げてきましたが、シンプルに企業紹介を動画にするだけでも効果は見込めます。

前述の通り、動画はテキストに比べて圧倒的な情報量を届けられます。企業紹介を「読んでもらう」よりも、企業紹介の動画を「見てもらう」方が気軽であり、短い時間でより多くの魅力を伝えられます。

採用動画の料金相場

採用動画の制作費用は、動画の種類や長さによって大きく異なります。

採用動画の料金相場
・インタビュー動画 10〜30万円/1本
・座談会形式の動画 10〜30万円/1本
・企業紹介動画   30〜50万円/1本
・3分程度の短編PR動画 約50万円/1本
・ドキュメンタリー動画 約200万円/1本

動画内にクリック要素を用意して「インタラクティブ動画」とする場合は、上記の制作費用に約10万円のインタラクティブ構築費が加算されます。

もちろん自社制作する手もありますが、クオリティの高い動画を短期間で作れるのが外注のメリットです。オススメの制作会社や料金相場の詳細はこちらで解説していますので、ぜひあわせてご確認ください。

【参考】採用動画制作会社オススメ5選|料金相場・選び方・活用事例を解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/movie_company/

トレンドにあわせた採用動画の作り方

トレンドにあわせた採用動画の作り方

繰り返しになりますが、近年の採用動画のトレンドは「リアリティ」と「インタラクティブ」です。企業本位に偏った一方的な情報発信は、求職者に求められなくなってきています。

採用動画を作る際は、具体的に以下の3点を意識しましょう。

1.企業のカルチャーが伝わる

求職者は、Webサイトの企業概要を読めばわかることを動画コンテンツに求めていません。テキストでは伝えきれない、あるいは表現が難しい「企業のカルチャー」をいかに伝えるかが重要です。

カルチャーやビジョンに賛同した人達が集まり、ひとつの集団を形成しているのが企業です。採用動画に共感・賛同し、同じ方向を目指したい求職者が集まることで、入社意欲の高い優秀な母集団が形成されます。

2.社員の人柄・雰囲気が伝わる

採用動画の醍醐味は、社員を知ってもらうことにあります。

企業説明会や選考を通じて、社員とコミュニケーションがとれる機会はありますが、動画であればより多くの求職者にリーチが可能です。転職潜在層や非認知層との接点にもなり、母集団形成にも役立ちます。

3.オフィスの実際の雰囲気がわかる

採用動画を作る際は、社員紹介や業務内容の説明に偏ったりなどしないよう、オフィスの実際の雰囲気もわかるような構成を考えましょう、

求職者は採用動画を通じて、入社後に仕事をしているイメージを持ちたいと考えています。そのため、人や業務だけに固執せず、社員が働いているオフィスを知ってもらうことも大切です。

過度な演出を控え、リアルな様子を見せられるよう意識しましょう。

採用動画の制作を依頼するときのポイント

採用動画を外注する際は、次の3点を実施してから制作会社に依頼しましょう。

1.採用動画の目的を明確にする

採用動画によってどんな採用課題を解決したいのか、動画制作の目的を明確にしましょう。母集団を増やしたいのか、それともミスマッチを防ぎたいのか、採用課題によって伝えるべき内容・魅せ方は異なってきます。

採用動画の目的が定まっていないと、動画制作の途中でコンセプトがブレてしまう恐れがあるため、制作会社に依頼する前にしっかりと言語化しておきましょう。

2.企業の魅力を整理する

1つの採用動画で企業のすべての情報を伝えることは不可能です。自社の魅力を洗い出し、どの情報を一番に伝えたいか明確にしましょう。このとき、採用担当者のみで考えるよりも、さまざまな年代・部署の社員や、新入社員・内定者の意見をもとに言語化するのがオススメです。

もし、「どんな情報を伝えたらよいかわからない」「自社の魅力がわからない」と悩んだ場合は、以下の記事を参考にしてみてください。視点や切り口を変えることで、自社ならではの魅力を見つけられるでしょう。

【採用の新常識】上手くいかない採用から脱却するために必要な考え方https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_textbook

なお近年の求職者は、給与水準に次いで、仕事のやりがいや勤務形態の柔軟性を重視する傾向にあります。したがって、ミッションや社員の働く姿にフォーカスした採用動画はとくに有効といえるでしょう。

【参考】パーパスとエンゲージメントに関する調査結果
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/pr_20230221/

3.採用動画の活用方法を決める

制作した採用動画をどのような形で公開するか、活用方法やプラットフォーム(YouTube・SNS・採用サイトなど)もあらかじめ決めておきましょう。

採用動画の料金は、動画の種類や長さによって大きく変動します。前述の「採用動画の料金相場」を参考にしつつ、制作したい動画の種類・長さを大まかに決めておきましょう。

活用方法を制作会社に伝えれば、動画の長さや容量を微調整してもらえます。

採用動画の事例3選

採用動画のトレンドを抑えた事例を紹介します。採用動画を作りたいものの、構成やコンセプト設計に困っている採用担当の方は、以下の動画を参考にしてみてください。

1.ウォンテッドリー株式会社

ウォンテッドリー株式会社では、大切にしている価値観やビジョン、求める人材像などを4分間で伝える採用動画を公開しています。

また、動画内では実際のオフィスの様子も映し、求職者が入社後に実際に働くイメージをつかめるような設計になっています。

▶Wantedly株式会社の採用コンセプト動画はこちら

2.ユアマイスター株式会社

サービスECプラットフォームを展開するユアマイスター株式会社は、創設の目的や今後の未来を実現する方法について語る採用動画を公開しています。

ユアマイスターの未来を語るのは、代表の星野氏だけではありません。「はたらく」を楽しむ社員たちも登場し、仕事内容や企業カルチャーに触れられる内容になっています。

【参考】一緒に働きたいあなたに向けて、会社紹介動画をつくりました!
https://www.wantedly.com/companies/yourmystar/post_articles/376093?source=recommended_tag_posts

3.株式会社ライボ

キャリアや転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を提供する株式会社ライボでは、新卒の求職者に向けて動画を制作。採用担当の山下氏が、制作の背景や採用への想いを語っています。

求職者と対面でコミュニケーションをとる機会が激減するなか、「どういう人が働いているのか知りたい」といった声に応えられるよう、採用動画は企業のカルチャーを知ってもらうきっかけになっています。

【参考】2022年新卒向け採用動画を公開
https://www.wantedly.com/companies/laibo/post_articles/320472?source=recommended_tag_posts

採用動画の課題を解決するWantedlyの動画制作オプション

採用動画の課題を解決するWantedlyの動画制作オプション

Wantedlyでは、採用動画における課題の解決に向けた、4つの動画制作オプションを提供しています。「効果的な採用動画をどのように作ればいいかわからない」「採用動画を作成したものの、なかなか見てもらえない」といった課題を抱える企業にオススメです。

  1.  VISIT REPORT:オリジナルキャラクターが企業に訪問し、話を聞きに行く模様を動画にするオプションです。企業の雰囲気をわかりやすく伝えられるようになります。
  2.  30s PITCH:30秒のプレゼンテーションで募集の背景や候補者への想いを語れるオプションです。動画の長時間化の抑制に役立ちます。
  3. WHITEBOARDS:ホワイトボードアニメーションで、ビジネスモデルなどを伝えられるオプションです。事業概要をわかりやすくまとめられます。
  4. bumper:VISIT REPORTまたは30s PITCHの動画を、Wantedlyの募集ページカバー用に再編集するオプションです。求職者の目に留まりやすい位置に動画を配置できます。

異なる課題を解決するこれらのメニューは、企業の魅力を効果的に引き出し、共感を軸にした出会いの拡大を支援します。採用動画における課題の解決にお役立てください。

4つの動画制作オプションの詳細に関しては、こちらの記事もぜひあわせてご覧ください。

【参考】ウォンテッドリー、採用動画における課題を解決するための新たな動画メニューをリリース
https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/361354

また、Wantedlyでは、ブログ機能である「ストーリー」を活用できます。構成や内容に決まりはなく、企業が自由に作成が可能。日常の会社の様子やメンバーの紹介、ストーリーを投稿でき、採用動画と同様に募集だけでは伝わらない会社や社員の魅力を届けられます

Wantedlyでできることや具体的な料金についてサービス資料にまとめていますので、一度確認してみください。

▶Wantedlyサービス資料を無料ダウンロードする

Wantedlyの動画オプションの導入事例:サツドラホールディングス株式会社

Wantedlyの動画オプションの導入事例:サツドラホールディングス株式会社

「北海道から日本を、世界を変える」をテーマに、テクノロジーによる小売の仕組みアップデートや地域の健康支援事業を手がけるサツドラホールディングス株式会社は、Wantedlyの動画制作オプションを導入しました。

【参考】23卒新卒/北海道の地域課題をビジネスで解決し日本を、世界を変えたい挑戦者募集
https://www.wantedly.com/projects/858064

上のページに掲載された動画では、「30s PITCH」オプションで同社の理念を端的に表現。事業ビジョンや求める人材へのメッセージを30秒のプレゼンテーションで力強く語る、訴求力の高い情熱的な動画に仕上がっています。

また、ハイクオリティな動画を制作しても、求職者の目に留まらなければ採用効果は得られません。同社の募集ページでは、動画を冒頭に配置。「bumper」オプションでWantedlyの募集ページカバー用に再編集された動画は、ページを訪れた求職者に対し、ファーストビューで即座に興味を惹けるような露出に成功しています。

まとめ

採用動画を導入する企業は増え続けています。そのなかでトレンドとなっているのは、インタラクティブ動画に代表されるような「求職者とのコミュニケーション」です。

採用活動そのものが、企業からの一方通行な情報発信から相互理解を深める形に変化しており、採用動画に求められる内容も変化しています。

本記事で紹介した内容や事例を参考に、効果的な採用動画を作成してください。

以下の記事では、これからの採用に必要な基本的な考え方や、採用のトレンドについてわかりやすくまとめています。ぜひあわせてご覧ください。

【採用の新常識】上手くいかない採用から脱却するために必要な考え方
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_textbook

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