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個人のビジョンと事業ビジョンを重ねる“OKR”って?ライフ流、目標設定のあり方

みなさん、こんにちは!LITALICOライフ編集部です。LITALICOライフの行動指針の一つにも記載されている「OKR」という目標設定について詳しくお伝えします。

今回お話をお伺いしたのは、コンサルタントの鈴木健(すずき たけし)さんです!


鈴木健(すずき たけし)
2012年にLITALICOに入社し、LITALICOジュニア・LITALICOワンダーでマネージャーを経験。2018年にLITALICOライフへ異動。現在はコンサルタント職として、チームプロデューサーや新入社員育成コーチも担当。
仕事で大切にしていること:顧客価値に真っ直ぐ最速で向かえているか
趣味:美味しいお酒とスポーツ(観戦と実践)、家族イベント(旅行や会食)

そもそも「OKR」って何?

ー鈴木さん、本日はよろしくお願いします!今回はLITALICOライフの目標設定について「OKR」を活用していると伺ったのですが…。そもそも、OKRってなんでしょうか?

鈴木さん:もともとは、Googleなどで使われていた目標設定ツールの一つが「OKR」です。正しくは「Objectives and Key Results」といいます。

目標(Objectives=O)と、鍵となる結果(Key Results=KR)から構成されているものになります。

これまでは僕も、MBO(Management by Objectives)という目標管理制度を使っていました。

でもLITALICOライフでは、立ち上げ当初からOKRを立てています。以下の表を見ると、違いが一目瞭然です。

鈴木さん:OKRを設定する際は、いくつかのポイントがあってですね。例えば、目標の高さについて。MBOの場合は、100%の目標達成を目指すため、つい達成しやすい目標を設定してしまいがちです。

だけど、OKRは「大胆な目標を立てる」というのがポイントの一つ。自信度合いは50%で良く、達成度合いは60%~70%でもいい。まず「O(目標)」は定量的ではなく、定性的な言葉になるんです。

そして、その「O(目標)」を達成するための定量的な指標が「KR(主な結果)」になります。

OKRがなぜライフにとって大切なのか

ーなぜ、LITALICOライフではOKRを活用しているのでしょうか?

鈴木さん:そうですね…まずはこの関係図を見てみてください。


大前提、その会社・事業で働くのは、個人のWill(表でいう”自分らしい人生”の部分)と合致する部分があるため、「主体的にその会社・事業を働く場として選んでいる」という考え方にたっています。

個人としてやりたいことや目指していることと、事業が目指すしていることの重なりをライフでは、「個人ビジョン」と呼んでいます。

その個人ビジョンがあった上で、OKRの目標設定を行っています。

ライフには、「自分らしい人生を共に描き、そのひとりの幸せに貢献する」という組織として目指したい状態像を「事業コンセプト」として定義しています。

なので、ライフにいる社員が、ライフの事業コンセプトと全然無関係な「O(目標)」を立てることはありえないんですよね。

あくまで事業コンセプトに沿ったもの、かつ自分の人生で成し遂げたいことと重なるものでなければいけない。

OKRは3ヶ月に1回見直すもの。だから「自分はなぜその事業コンセプトの実現を目指しているのか」「その実現にどんな風に携わりたいか」「なぜライフで働き続けるのか」を自然に自分に問い続けることになります。

ライフでOKRを大切にしている理由は、ここにあります。

ーなぜここで働くのかを問い続ける…。なるほど。3ヶ月スパンで自分と向き合い続けるということなんですね。

鈴木さん:そうですね。またライフには「自由と責任」という考え方もあります。

具体的には

「個人の自由として、自分に人生にとってベストな選択でなくなったら、いつ辞めても良い」
「個人の責任として、主体的に働き、プロとして事業や顧客に価値をもたらす」

というものです。

これって究極「会社が目指すもの=事業のコンセプト(その事業で実現したいこと)」と「その人が歩みたい自分らしい人生」は完全には一致しないということだと思っています。

でも一部重なっているところがあるから、ここで働いている
だから、ライフで働くことが自分の人生を自分らしく歩んでいくことにつながる。

そこに常に立ち返れるのが、OKRの仕組みなんですよね。

「OKR」で立てた目標は最速PDCAを回していく


ー実際に鈴木さんが立てたOKRも見せていただけますか?

鈴木さん:もちろんです!最近立てたのだと、こんな感じですね。これは個人ビジョン・OKRです。


ーシン・ハリネズミの法則…!

鈴木さん:これは「ビジョナリーカンパニー2」を参考にしたものですね。簡単に言うと「ハリネズミの法則」は「偉大な企業」へと変革するために必要な概念です。説明すると長くなりそうなので参考までに…。

僕の場合、この個人ビジョンをもとにObjective(目標)を3つ設定しています。それが以下。

・経済的原動力になること
・情熱を持って取り組めること
・世界一になれること

そこから、さらにKR(主な結果)を立てていきます。例えば、その中の一つのObjective(目標)=「情熱をもって取り組めること」で言うと、以下のようなKRです。

ーそのようなプロセスでO(目標)とKR(結果)を立てていくんですね。運用はどのようにしていくのでしょうか?

鈴木さん:ここで立てたものを、毎週ごとにさらに細かいKRにブレイクダウンし、最速PDCAを回していく。これがOKRの具体的な運用です。

全員のOKRはnotionという情報流通ツールを活用していつでも見れるようになっています。事業部長のものも見れますよ。
また、進捗は「月報」という形で、月次で全員にシェアしていますね。

そういった透明性を担保していることで、お互いに高めあう風土もできているんじゃないかと思います。

給与と評価とは無関係であるのが「OKR」

ーまた比較表を見てみると「達成度合いを評価しない」というのもOKRの特徴なんですね。

鈴木さん:そうですね、OKRの基本です。ライフでは「報酬制度」があります。OKRと評価は紐づかないので、完全に別で扱っているのが現状です。

もちろんこの報酬制度には、売上などの定量的な指標があり、それを達成していくと等級があがり、年収も上がっていきます。

この報酬制度や、誰がどの等級かも基本的にオープンにしています。

ーなるほど、オープンになっているんですね。

鈴木さん:報酬制度は明確に数字で出る部分。逆に公平性がとても高い制度なので、クローズにせずにオープンにしています。

報酬を非公開にすることで、不信感にもつながってしまいますから。

ーあえて目標設定と報酬制度を分けている理由は…?

鈴木さん:目標設定と評価が連動している場合は、達成できないリスクをついつい考えちゃう。どうしても高い目標設定を避け、達成可能な範囲の目標設定をしてしまいがちです。

でもそれだと、個々人の成長の幅も狭くなってしまう。
それは事業の成長スピードの鈍化にもつながっていきます。

OKRは「大胆な目標設定」が必要。
結果、それが自分でも驚くようなハイ達成の結果を導くこともあります。

だからこそ、目標設定と評価は分けて考えることが重要だと考えているんです。

OKRの意義を肌で感じている。自分の限界突破を経験

ー鈴木さん自身、過去にはMBOでの目標設定もしていたといいます。OKRを立ててみて、ご自身のどんな変化を感じているんでしょうか?

鈴木さん:まず、同僚の成果を目の当たりにしたのが大きかったです。OKRはお互いにオープンにしあっている。その中で同僚のOKRを見て「え、その目標って難しいんじゃない?」と感じていたことがありました。

でもその同僚は見事、それをやってのけたんですよね。
自分で不可能と思っていたことが可能になったし、同僚が限界を超えた姿を目の当たりにしました。

そういった同僚の成功体験に、刺激を受けて突き動かされたんです。

ーなるほど、まずはお互いに刺激し合うのも一つなんですね。

鈴木さん:

それまでは120%~130%の目標達成ペースでしたが、新型コロナウイルスの感染拡大した2020年3月、対面での面談はすべてキャンセル。
このままだと結果は未達成なのが明らか。

でも「どんなに過酷な環境でも進んでいくのが大事!絶対達成しよう!」と思い、あきらめずにどうしたら良いかを考え、アクションし続けました

細かく、ハイスピードでPDCAを回すため、アイディアもどんどん生まれてくる。
結果、自分の限界を突破したような成果を出すことができました。

OKRって背伸びしたような目標設定をするので、そこを目指すために成果も自然にあがる。
逆に無理って決めちゃうと、PDCAすら回らない。

そんなことを実感した出来事でしたね。

ーだからこそOKRって大事なんですね。自分で自分の限界を決めないというか。

鈴木さん:OKRを立てると、本当に予想だにしないことも起こります。

これはたとえ話ですけど、OKRで「世界記録を出すぞ!」という目標を設定したとする。
でも5割くらいの自信しかなくて良い。

ただ、そこにまっすぐ向かった際「未達成で悔しい」って気持ちにもなります。
同時に「どうやったら達成できるのか」という風に思考がはたらく。

そうすると、「世界記録は出せなかったけど、金メダルはとれた」みたいなものすごい結果が生まれたりする。

OKRを通じてそんな成功体験を得られるので、僕は本気でOKRにコミットしています。

個が躍動するライフならではの目標設定のあり方だと思いますね。


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