株式会社絆JAPAN / 取締役
「同じマンションだから同じ価格」ではない。不動産売却で大切にしている“比較の視点”
マンションの売却相談を受けていると、よく出てくるのがこんな疑問です。 「同じマンションで、この価格で売りに出ている部屋があります。うちも同じくらいで売れますか?」 売主様からすれば、とても自然な疑問です。 今は不動産ポータルサイトを見れば、同じマンション内で売り出されている住戸の価格も簡単に確認できます。 ただ、実際の売却では「同じマンションだから」という理由だけで単純に比較することはできません。 今回、武蔵小杉の「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」を例に、マンション売却でどのような点を整理しているのかを記事にまとめました。 詳しくはこちらです。 https://kizuna.senseproject.jp/?p=10173 比較する相手を間違えると、判断もズレてしまう パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデンには、タワーズイーストとタワーズウエストがあります。 同じマンション名ではありますが、まず棟が違います。 さらに、中古マンションでは、 🏢 階数 ☀️ 方角 🏠 間取り 📐 専有面積 👀 眺望 🔧 リフォームや設備交換の履歴 ✨ 現在の室内状態 など、住戸ごとの条件も異なります。 そのため、同じマンション内で売りに出ている部屋を見つけても、それが本当に自分の部屋と比較すべき住戸なのかを確認する必要があります。 これは不動産に限った話ではなく、仕事の判断全般にも通じるように感じています。 「数字があるから比較する」のではなく、 「そもそも比較条件は揃っているのか」 を先に確認する。 この順番を間違えないことが大切です。 売出価格と成約価格も別の数字です もう一つ、売却相談で大切にしているのが「売出価格」と「成約価格」を分けることです。 現在売りに出ている価格は、売主様の希望も含めて設定された価格です。 一方、成約価格は実際に買主との間で取引が成立した結果です。 高い価格で売りに出ている住戸があるからといって、それだけを根拠に自宅の価格を考えると、判断を誤る可能性があります。 現在の競合物件を見る。 過去の成約事例を見る。 そのうえで、自分の住戸との違いを整理する。 この3つを分けて考える必要があります。 売主と買主では見ているものが違う 売主様が一番気になるのは、 「いくらで売れるのか」 ということです。 一方で、買主側は、 「同じ予算なら、どの部屋を選ぶか」 という目線で物件を見ています。 ここに大きな違いがあります。 売主側から見ると自宅は一つですが、買主側から見ると比較対象の一つです。 だからこそ私たちは、査定金額を考えるだけではなく、 「この住戸は、買主から何と比較されるのか」 というところまで整理する必要があると考えています。 感覚ではなく、確認できる事実で強みを整理する 「眺望が良い」 「室内がきれい」 「この棟のほうが人気がある」 売主様からこのようなお話を伺うこともあります。 もちろん大切な情報です。 ただ、それだけでは買主に伝わりません。 実際の階数や方角はどうなのか。 どのような眺望なのか。 リフォームをしたのであれば、いつ、どこを変えたのか。 設備交換をしているのであれば、その記録は残っているのか。 買主が確認できる事実として整理することで、初めて物件の特徴になります。 売却活動の前にできることは意外と多い 売却を考えると、すぐに「いくらで売るか」という話になりがちです。 ですが、その前にできることがあります。 📄 購入時の間取り図を探す 📚 分譲時のパンフレットを確認する 🏢 管理規約や修繕関係の資料を整理する 🔧 リフォームや設備交換の履歴を確認する こうした資料を揃えていくと、その住戸の現在の状態や特徴が見えやすくなります。 私たちの仕事は、単に数字を提示するだけではありません。 情報を集める。 条件を分ける。 比較対象を揃える。 そのうえで、お客様が判断できる状態をつくる。 不動産の仕事では、こうした地道な整理がとても重要だと感じています。 「いくらで売れるか」の前に考えたいこと マンション売却では、「査定価格」という数字がどうしても注目されます。 しかし、その数字だけを見るのではなく、 「なぜその価格なのか」 「何と比較したのか」 「自宅はどの条件で評価されるのか」 まで理解できることが、納得できる売却につながるのではないでしょうか。 今回の記事では、パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデンを例に、イーストとウエストの違い、競合住戸や成約事例の見方、共用施設、売却前に確認しておきたい資料などを整理しています。 https://kizuna.senseproject.jp/?p=10173 不動産の仕事は、物件を紹介したり価格を提示したりするだけではなく、「判断材料を整理する仕事」でもあると思っています。 皆さんの仕事でも、「数字を比べる前に、そもそも比較条件を揃えることが大切だった」という経験はありますか? #不動産 #マンション売却 #不動産売却 #中古マンション #武蔵小杉 #パークシティ武蔵小杉ザガーデン #不動産営業 #カスタマーサポート #仕事の考え方 #顧客対応