技術広報とは?目的・施策例・成功のコツを解説【事例つき】

近年、自社のシステムや技術などの情報を社内外に発信する「技術広報」が注目されています。しかし、技術広報の目的や重要性がわからず、自社でも取り組むべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、技術広報の概要・メリット・施策例を解説します。技術広報の効果を高めるコツや企業事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

▶技術広報のブログ運用ができるWantedlyのサービス資料を無料ダウンロードする

採用広報を始めたいけど、何から始めれば良いかわからない方へ

Wantedlyなら、誰でも簡単に会社のページや採用ブログを作成することができます

作成したページはGoogleの検索結果の1ページ目に表示されやすく、オウンドメディアとしても活用できます。

まずは手軽に採用広報を開始したい方、ぜひ資料をダウンロードして詳細を確認してみてください。

まずは無料ダウンロード

技術広報とは

技術広報とは、自社のシステムや技術などの情報を社内外に発信する活動のことを指します。エンジニアの動機づけや企業ブランディング向上のために、IT企業を中心に注目を集めています。

技術広報が注目されている背景

IT市場の拡大・労働人口の減少によってエンジニアの採用競争が激化している今、優秀なエンジニアを採用するためには技術広報が欠かせません。

ウォンテッドリー株式会社の調査によると、エンジニアが転職時にもっとも重視するのは「仕事内容のやりがい」と「自己成長性」です。


【参考】コロナ禍の転職と副業に関する調査結果
https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/356294

したがってエンジニア採用を成功させるためには、技術広報によってミッション・技術力・成長環境などを発信する必要があるといえるでしょう。

Wantedlyでは、エンジニア採用に悩む方々のために、必ず知っておくべき専門知識や採用要件の考え方、募集・選考で失敗しないコツなどのノウハウを1つの資料にわかりやすくまとめています。ぜひ一度確認してみてください。

▶エンジニア採用のノウハウ資料を無料ダウンロードする

技術広報と採用広報の違い

 技術広報採用広報
定義自社のシステムや技術などの情報を発信すること自社で働くイメージをもってもらうために企業情報を発信すること
目的

エンジニアの動機づけ
企業認知度の向上
採用ブランディング

動機づけ
ミスマッチ防止
企業認知度の向上

対象エンジニア転職潜在層を含む多くの人材
発信内容自社のシステムや技術に関する情報

ミッションやビジョン
具体的な仕事内容や働き方
社員インタビュー

 

技術広報はよく「採用広報」と混同されますが、それぞれ上記のように異なります。

どちらも目的は類似していますが、採用広報は職種問わず多くの候補者に向けた発信であるのに対して、技術広報はエンジニアに照準をあわせているため「エンジニアに特化した採用広報」と捉えてよいでしょう。

採用広報の詳細や事例は以下の記事で解説しています。

【参考】採用広報とは?重要性・進め方・成功のコツを解説|事例つき
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_pr/

技術広報3つのメリット

技術広報に取り組むことで得られるメリットは次の3つです。

1.エンジニアの動機づけができる

技術広報によって自社の技術力・やりがい・成長環境などをアピールすることは、エンジニアの動機づけに有効です。

また、企業情報を積極的に発信することで、転職潜在層や、意欲的に情報収集している優秀層にもリーチできるようになります。

2.採用ブランディングにつながる

高い技術力を発信することは、認知度向上や採用ブランディングにつながります。

その結果、エンジニアだけでなく、エンジニア職以外の応募増加も期待できるでしょう。

3.サービスの認知度を高められる

技術広報は、社内外におけるサービス・プロダクトの認知度向上につながります。

その結果、エンジニア以外の社員の技術理解・エンゲージメントが高まったり、他社から共同開発を提案される可能性もあるでしょう。

なお、技術広報と近しい定義として「DevRel」があります。DevRelは「外部の開発者との関係性構築」を目的としているため、技術広報による「情報発信」に加えて「開発者との相互コミュニケーション」も行います。

DevRel(デブレル)

Developer Relationsの略。自社や自社製品と外部の開発者との良好な関係性を築くためのマーケティング活動のこと。自社技術の情報発信に加えて、外部の開発者の意見を傾聴し、対話やフィードバックなどの相互コミュニケーションによって関係性構築を目指す。

技術広報の施策3選

自社のシステムや技術などの情報は、どのような手段で発信したらよいのでしょうか。ここでは、技術広報にオススメの手法を3つご紹介します。

1.テックブログ

まずは、「テックブログ」として技術広報に特化したオウンドメディアを立ち上げるのがオススメです。

オウンドメディアなら自由に情報発信できるため、最新の技術情報・エンジニアの働き方・社員インタビューなど、動機づけやブランディングにつながる魅力的なコンテンツを数多く発信できます。

オウンドメディアの制作は専門知識が必要なため外部委託する企業がほとんどですが、Wantedlyをオウンドメディアとして活用すれば、制作コストを抑えつつ、スピーディーな認知度UPが可能です。

(例)ウォンテッドリー株式会社 Engineer Blog

フォーマットに沿って画像・文章を作成するだけで簡単にモダンな採用ページが作れるうえに、作成したページは高い確率でGoogle検索の1ページ目に表示されるため、SEO施策に頭を抱える必要はありません。

Wantedlyでできることや具体的な料金は以下のサービス資料にまとめていますので、ぜひ一度確認してみてください。

▶︎Wantedlyのサービス資料を無料ダウンロードする

2.技術系イベント

技術系イベントを開催したり、外部のイベントに登壇するのもオススメです。

技術系イベントに参加するエンジニアは、情報感度や成長意欲が高い傾向にあるため、優秀な人材に効率よくリーチできます。また、対面形式のイベントだからこそ、テキストや写真では伝わりにくいカルチャーや雰囲気を伝えられるのもメリットです。

技術系のカンファレンスでは企業協賛を募っているものもあるので、そういったカンファレンスに協賛し当日ブースを出展するなども技術広報活動として機能するでしょう。

また、Wantedlyにはミートアップ機能がついているため、簡単にイベントの集客ができます。告知記事も簡単に作成でき、候補者と個別にメッセージでやり取りすることも可能です。

Wantedlyでできることや具体的な料金は以下のサービス資料にまとめていますので、ぜひ一度確認してみてください。

▶︎Wantedlyのサービス資料を無料ダウンロードする

【参考】採用ミートアップを手軽に開催するには?集客媒体や事例も紹介
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/meetup/

3.Podcast

インターネット上で音声コンテンツを配信・視聴できる「Podcast(ポッドキャスト)」もオススメです。

無料かつ通勤時間などのスキマ時間を使って効率よく情報収集できることから、忙しい社会人から多くの支持を得ています。

最新技術やトレンドについての見解を話したり、働き方やキャリアパスについてざっくばらんに話したりなど、エンジニア同士の対談を配信すれば、社内の雰囲気を伝えつつ動機づけできるでしょう。

(例1)株式会社LayerXLayerX NOW!
(例2)株式会社10X10X.fm

技術広報を成功させる4つのポイント

続いて、技術広報の効果を高め、採用成功につなげるためのポイントを4つご紹介します。

1.SNSとかけ合わせる

技術広報の発信力を高めるためには、SNSの活用が必須です。

オウンドメディアや技術系イベントだけではリーチできる層が限られます。コンテンツリリース・ブログ投稿・イベント告知などの情報をSNSで発信することで、転職潜在層を含む多くの人材にリーチできるようになるでしょう。

とくにエンジニアは個人のSNSで情報発信・情報収集している方も多くいます。会社の公式SNSアカウント以外に、個人からの発信も増えるとより多くの人にコンテンツを届けることができます。

Wantedlyでは、採用にSNSを活用したいと考えている方々のために、SNSごとの登録属性や必要な専門知識、活用時に失敗しないコツなどのノウハウを1つの資料にわかりやすくまとめています。ぜひ一度確認してみてください。

▶採用におけるSNSの使い方資料を無料ダウンロードする

2.パーパスを伝える

ウォンテッドリー株式会社の調査によると、転職時にパーパス(企業の存在目的や社会的意義)を重視する人は年々増加しており、給与水準に次いで重要な条件となっています。


【参考】パーパスとエンゲージメントに関する調査結果

https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/pr_20230221/

したがって技術広報を行う際は、技術やシステムに関する情報だけでなく、企業の存在目的や社会的意義もあわせて伝えるとよいでしょう。

近年、求職者の仕事観の変化にともない、パーパスに共感する人材を採用する「共感採用」が注目されています。詳細や事例は以下の記事で紹介していますので、ぜひあわせてご確認ください。

【参考】共感採用とは?メリット・デメリットや進め方を解説|事例つき
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/empathicrecruitment/

3.中長期的に運用する

技術広報は認知度やブランディング力の向上を目的としているため、効果が実感できるまで時間がかかります。そのため、短期目標・長期目標の双方を設定し、長期的な視点で取り組みましょう。

採用活動は不確定要素が多いため、技術広報の成果を正確に測ることは難しいかもしれませんが、KPIを設定することでモチベーションを維持しながらコンテンツの改善がはかれるようになります。

目標設定の例

短期目標:施策ごとのKPI
・テックブログのPV数や投稿数
・技術系イベントの集客数や登壇数
・Podcastの再生数やフォロワー数
・SNSのフォロワー数やインプレッション など

長期目標:採用活動全体のKPI
・応募数
・採用数 など

【参考】採用KPIの設定方法4ステップ|項目例や運用のポイントも解説https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/kpi/

4.社内の技術者を巻き込んで運用していく

技術に関する情報を正確に伝えたり、エンジニアの共感を得られるコンテンツを生み出すためには、社内エンジニアの協力が欠かせません。インタビュー記事によってエンジニアの体験談を発信するのも一つの手ですが、エンジニア本人に個人ブログを書いてもらえればよりリアルで正確な情報を発信できるでしょう。

とくに、技術の実装・改善における体験談や失敗談、プロダクト開発の背景や想い、最新技術やトレンドに対する見解などは、エンジニアだからこそ発信できるコンテンツです。技術広報の重要性を社内に周知し、協力社員のスケジュールや人数を加味して無理なく続けられる運用体制をつくりましょう。

【参考】エンジニア採用で人事担当者が知っておくべき知識を紹介
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/engineer_recruiting_knowledge/

技術広報に取り組むならWantedly


Wantedlyは、給与などの条件ではなく、企業が掲げる「想い」への共感を通じて求職者とのマッチングをはかる採用サービスです。
登録者の半数がエンジニアやデザイナーなどのIT人材で、20〜30代の若手人材が多く登録しています。

Wantedly上でブログを投稿したり、社員をメンバーとして公開できるため、技術に関する情報はもちろん、企業の魅力やリアルな雰囲気を伝えられるのが特徴です。また、ミートアップ機能がついているため、技術系イベントの告知・集客も簡単に行えます。

Wantedlyでできることや具体的な料金は以下のサービス資料にまとめていますので、ぜひ一度確認してみてください。

▶︎Wantedlyのサービス資料を無料ダウンロードする

技術広報の成功事例3選

最後に、技術広報の企業事例を3社ご紹介します。ぜひ各社の施策やコンテンツを参考にしてみてください。

1.株式会社アンドパッド


株式会社アンドパッドは、Wantedlyのブログ機能である「ストーリー」を活用してインタビュー記事を連載しています。

各記事では、エンジニアをはじめ、デザイナーやPdMなど開発職メンバーの経歴・仕事に対する想い・キャリアビジョンなどを紹介。同社の技術や組織づくりに対する熱量が伝わり、エンジニアの動機づけにつながるコンテンツとなっています。

また同社はインタビュー記事の他にも、Podcast・YouTubeライブ・テックカンファレンスのスポンサー運営にも注力しています。

【参考】ビズリーチ、リクルート、LiB創業CTOを経験したBIZ✕TECHのエキスパートがアンドパッドで仕掛ける「組織戦略」
https://www.wantedly.com/companies/andpad/post_articles/391067

Wantedlyでは、注目のスタートアップ企業であるアンドパッド社とキャディ社をお招きし、採用成功の秘訣やポイントについてトークセッションを行いました。イベントの内容は以下の資料にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

▶︎スタートアップ採用の成功事例を無料ダウンロードする

2.株式会社スリーシェイク


株式会社スリーシェイクは、Wantedlyのブログ機能である「ストーリー」を活用して、開発環境やプロダクトへの想いを発信しています。

また、「App Modernization OnAir」などの外部イベントにも登壇し、積極的に技術広報に取り組んでいます。

【参考】エンジニアの理想郷!?目まぐるしく変化する中でプロダクトを開発するのが最高におもしろい!
https://www.wantedly.com/companies/3-shake/post_articles/502124

なお同社は、Wantedlyを活用してエンジニアを中心に30名以上の採用に成功しています。同社の採用施策は以下の資料にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

▶︎スリーシェイク社の採用施策事例を無料ダウンロードする

3.株式会社メルカリ


株式会社メルカリは、技術系イベントを年に100回ほど開催し、Wantedlyのストーリーにて告知を行っています。

また同社はテックブログにも注力しており、開発の背景・イベント情報・組織ビジョンなどを発信。さらに、世の中のイノベーションを推進するため、開発・運用で培った技術をオープンソースとして公開しています。

【参考】Merpay Fintech Talk「最新トピック解説と未来予測」開催のお知らせ
https://www.wantedly.com/companies/mercariapp-com/post_articles/383162

まとめ

IT市場の拡大・労働人口の減少によってエンジニアの採用競争が激化している今、優秀なエンジニアを採用するためには、技術広報によって自社システムや技術に関する情報を積極的に発信していく必要があります。

技術広報にはさまざまな施策がありますが、Wantedlyを活用すれば、低コストかつ簡単にテックブログが運用できます。イベントの集客・告知もできるため、技術広報に力を入れたい方はぜひ以下の資料をダウンロードしてみてください。

Wantedlyのサービス資料を見る
タイトルとURLをコピーしました