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外資系投資銀行出身の私がメドレーに入った理由

株式会社メドレーの河原と申します。現在はCFOとして、財務を含めた管理部門全体を担当しております。

今年の7月にメドレーに入る前はJ.P.モルガンという米国に本社のある金融機関で新卒入社以来9年ほど勤めておりました。お世話になった方々や周りの友人等に転職の報告をする際にも、色々な方からその理由や経緯を質問されたこともあり、僭越ながら「メドレーに入った理由」の第7回を担当させていただきます。

◎ 新たなチャレンジをしたかった

前職のJ.P.モルガンでは、投資銀行本部という部署に所属し、主に大企業をクライアントとした、M&Aアドバイザリー業務や、株式・債券による資金調達時の引受業務を担当してきました。
一部の方には知られている通り、かなり一人当たりの業務量が多い職種ではありましたが、その分企業の命運を分けるような、または業界を再編するような大型M&Aや巨額の資金調達の案件がガンガン走っていたダイナミックな環境でした。さらにタイミング的にも、入社直後にリーマン・ショックがあり、その後ギリシャ危機があり、続いてアベノミクスもあった、という激動の時期でもありました。

仕事内容には大変やり甲斐を感じていましたし、そのような環境で長く働けたことを誇りに思っています。目の前の仕事に邁進する中で、社会人としての基礎をかなりしっかり学べたと思っています(ご指導頂いた元職場及び取引先の皆様には大変感謝をしております)。

そもそも新卒で業界に飛び込んだのも、単純に派手に見える業界の表向きに憧れたわけではなく、ある意味無理ができる/吸収力の高い20代のうちにハードな環境に身を置くことがその後の自分のためになるのではないかと考えたことが背景でした。

また、新卒の就職活動をしていて「どれだけ投資銀行業界で続けたいか」という質問を受けた時に、最低5-6年は働きたい、それ以上も可能なら働きたいが、事業会社のCFOのようなキャリアも考えていると答えたのを覚えています。

その意味で、今回はキャリアチェンジというよりも、軸としては新卒の時と考えていたことと同じだったと思います。今までとはかなり異なる環境に身を置くことで、新たなチャレンジをしたいという気持ちが大きかったこと、また当時から将来の姿の可能性の一つとして想像していた事業会社の財務を担当するというチャンスがきたということが大きな要因の一つでした。

事業を手助けする立場から行う立場へ、大企業からベンチャー企業へ。環境は大きく変わる中で、前職で培った経験を生かせる部分もあれば生かせない部分もあるかと思いますが、それも引っくるめて(足りない部分は努力しキャッチアップして)、メドレーのために力になりたい!というのが今思っていることです。

◎ そもそも辞める気はなかった

代表の瀧口と豊田とは、元々学生時代から面識がありました。社会人になって以降プライベートでも会う(飲む)機会が増えましたが、当初はカジュアルに誘いをもらっていた程度の関係でした。
しかし会社が大きくなり体制を整える必要性が高まった今年から、かなり真剣に誘われるようになりました。そしてそのタイミングが、ちょうど私が数年間かけて取り組んできた大きな仕事が節目を迎えた時でした。

実はそれまでは、ほとんど転職を考えたことはありませんでした。同じ業界に同じタイミングで入った同級生の多くも転職を経験していましたが、私はある意味そういったことを考える余裕も無いくらい目の前の仕事に打ち込んでいる状況でした。徐々に与えられる役割も高くなって充実していましたし、どんな環境でも隣の芝は青く見えるかもしれないが、隣に移ったからといってそれが解決するわけ無いくらいの考えで続けていました。

ですので、転職がしたくて色んな先を見ていたというわけでなく、全く考えてなかったところに来た話に対して、メンバー・事業・仕事内容に惹かれ、真剣に考え始めたというのが経緯でした。(メンバー・事業については後述します。)

「せっかく長くやってきたのだし、同じ業界でその続きの景色が見たい」という考えも、「今しかできないチャレンジなのだから違う世界に飛び込みたい」という考えも、双方が自分にとって大変納得感がありました。だからこそ結論を出すまで自分なりにかなり悩み抜きましたが、最後はやらない後悔よりも、やって後悔したいと心の底から思えたことで結論を出せました。信頼のおけるメンバーがやっている成長ベンチャーにCFOとして呼ばれるということはおそらく人生でもほとんど来ないチャンスだと思いますし、責任の重さは感じつつも、しっかりと結果を出したいと思っています。

◎ 成長性・チーム

メドレーは「医療ヘルスケア分野の問題を解決する」という理念のもと、複数の事業を展開しています。2009年の創業時から運営しているジョブメドレーという事業が既にしっかりと成長してきており、それを基盤として同じく医療ヘルスケアという軸で新規事業を展開するという戦略は、金融機関にいて多くの会社を見てきた私にとっても納得度が高かったですし、対象としている事業領域の大きなポテンシャルを感じました。
また、その事業を運営するチームという観点でも、代表の瀧口は、長い事業経験に基づいた「勝負勘」と「突破力」に加え、「緻密さ」を兼ね備えた素晴らしい経営者だと思いますし、同じく代表の豊田も、医師とコンサルのバックグラウンドがあるというだけでなく、医療業界に対する「強い思い」と「実行力」があります。
経験豊富なCTOの平山、取締役の石崎、横尾をはじめ、紹介すればきりがありませんが、 事業運営と医療問題の課題解決の双方が可能なチームだと納得したことが、事業内容とも併せて、転職を決めたもう一つの大きな要因です。

会社に入ってみて

メドレーにきてから約3ヶ月ですが、よく「前の職場と全然違うでしょう」と周りに聞かれますが、率直な感想としては想像よりは違わなかったと思っています。もちろん職場も変わり、スーツを着る機会も減り、医療やインターネット業界の実業に触れて新鮮なことはかなり多くありますが、仕事に対して一生懸命取り組む姿勢や、(フラットかつスピーディーという意味での)仕事の進め方や意思決定の仕方等の根本的な部分で、前職と近い部分が多かったというのが感想です。

また、実際に入ってみてより強く感じることは、人材の多様さと優秀さです。社内には、医師が複数名いることに加え(それだけでも珍しいことですが)、弁護士、エンジニア、デザイナー、インターネット企業出身者、製薬企業出身者、会計士、等々、これだけ全く異なるバックグラウンドのメンバーが同じ目標に向かって協力している職場というのは珍しいと思いますし、そういったメンバーが共存できるのは組織としての良さのひとつだと思います。

ここまでのブログのリレーでも、医師、ダーツプレイヤー、ライフセイバー、グロースハッカー、デザイナー、エンジニア、等様々なメンバーがいて、この他にも更にキャラが濃いメンバーの連載が後に控えているので、是非ご期待下さい。

最後に

メドレーは事業自体も拡大していますし、私が担当しているコーポレート本部も含めて、複数のポジションで募集をしております。また、これまでのブログにもある通り、多様で優秀なメンバーの揃う、なかなか珍しい組織だと思います。僕の文を読んで興味をもってくれた方もそうで無い方も、是非応募していただければ幸いです。

ここまで長い文章を読んでいただきありがとうございました。

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◆過去のメドレー社員の記事

第1回:ぼくがクックパッドを辞めてメドレーに入った7つの理由

第2回:現役ダーツプロの僕がメドレーに入社した7つの理由

第3回:デザイナーの僕がメドレーに入った7つの理由

第4回:私がドクターヘリを降りて、メドレーに入った7つの理由

第5回:ライフセーバーの私がメドレーで働く理由

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