逆境をチャンスに変える 〜スタメン創業までの紆余曲折の道のり

はじめに

はじめまして。スタメンで取締役COOを務めております大西と申します。

2016年8月からこのスタメンという会社で事業を開始し、代表の加藤、CTOの小林と共にスタートアップの経営に携わっております。

企業経営の経験自体は、前職のモンスター・ラボという企業でベトナムのグループ会社の立ち上げから経験してきたので、都合4年くらいやってきています。

これだけお伝えするとわりかし順調にキャリアを経てきたように見えますが、思い返すと、5年前には僕は無職で地元大阪で実家暮らしをしてました。その頃には、両親を随分心配させていたと思います。(今もあんま変わってない気もしますが)

社会人になってから今で10年ちょっとなんですが、紆余曲折あって、山あり谷ありの道のりを経て今に至っています。ただ、振り返ってみると、一貫して自分の可能性にチャレンジしてきたからこそ、結果的にキャリアが少しずつ拓けてきた部分が多いのかなと。まだまだ道半ばなんですが、少しずつ拓けている道程にいるような感じです。

今回はスタメンという会社と僕自身の自己紹介を兼ねて、僕の紆余曲折のキャリアの中から、新卒入社した会社でのエピソードと、そこから転職を決意するまでの話をピックアップしてお伝えできればと思っています。

4月からスタートした新社会人生活を不安半分・楽しみ半分で過ごされている新人の方や、自分の今後のキャリアに漠然とモヤモヤや不安があって転職を考え始めている方へ、少しでも参考になるようなことをお伝えできれば幸いです。

仕事の面白さに気付き始めた新入社員の頃

そもそもなんですが、学生時代はビジネスのことには全く興味がなく、ひたすらバンド活動に明け暮れる毎日を送っていたので、企業で勤めてオフィスワークすること自体にピンときていない状態からのスタートでした。

元々、両親もオフィスワーカーではなかったことや、それまでの人生で気さくに話せる大人のビジネスマンの方がいなかったのもあって、なんとなく「仕事」って面白くなさそうで、ネガティブなものだと勝手に思い込んでいました。

こんなスタートラインでも、10年やっていれば変わるものです。今ではすっかり仕事中心の生活です。

スタートはそんな状態でしたが、就職活動をしていく中で徐々に仕事の面白みに気付き始めました。そして、実際に入社して1ヶ月も経つ頃には、「想像していたのと違ってビジネスって面白い、こりゃやりがいあるわ!」って心変わりしていました。単純かつ素直な奴でした。多分。

僕が新卒で勤めた広告会社では、当時かなり手厚く研修のプログラムを組んでくれていました。広告やマーケティングの概論から始まり、営業やクリエイティブについて現役社員の先輩から講義があったり、グループワークや宿泊研修、2週間毎に様々な部署を回るOJTなど、入社から半年間みっちり若手育成に時間を割いてもらいました。この期間に学んだことは今でも実務に役立っていて、貴重な時間を作っていただいて、とても感謝しています。

この研修期間中には、いわゆる品定め的なことが行われていまして、その最終ゴールとして配属発表式という一大イベントがありました。

今はどうか分かりませんが、僕の新人時代は総合広告会社に入社する人のおおよそ半数以上は「クリエイティブ」と言われる制作部署を希望していて、コピーライターやCMプランナーを経て、将来はクリエイティブディレクターを目指している人が多かったんです。

例に漏れず、僕もせっかく広告会社に入社したんだから、クリエイティブをやりたいと思い、それを目指して半年間の研修に本気で取り組んでいたので、この配属発表という儀式は自分のキャリアを左右するとても大きいものと捉えていました。

挫折から始まった名古屋での生活

その配属発表ですが、同期入社の仲間が集まった会議室で、名前の順に発表されていきます。

僕は「大西」なので、確か5~6番目くらいの順番だったのですが、僕より前の数人が割と順当な配属先を発令されていく中でとうとう自分への発表が回ってきました。

結果、言い渡された発令は「名古屋支社 営業局」でした。

そもそも希望のクリエイティブ配属に就けなかっただけでなく、全く想像もしていなかった地方支社への配属でした。配属式の場がかなりザワついたのを今でも覚えています。それくらい地方配属というのは、毎年1~2人だけに発令される、若手からすればハズレクジとも言える赴任地だったのです。

今、社会人10年選手になって振り返ると大した出来事でもないんですが、当時の僕にとっては「いや~、俺の人生思いもよらんことになってきたな~」と、驚きが先行して、あんまり現実を受け止められないような状態になっていました。それくらい自分にとっては想定外の展開でした。

配属発表式の翌日に、みんなの前で1人1人決意表明をする機会があったのですが、号泣しながらこれからの決意を語ったことを今でも覚えています。

こんな風に自分の希望が全く通らない形で、本格的な社会人のスタートラインを改めて名古屋で切ったのが、僕のビジネスマンとしての本当の出発点です。

悔しさが原動力に

初めての土地で、初めて会う先輩に囲まれ、しかもそのほとんどが自分より一回り以上の世代の方ばかりという新天地での環境でしたが、いざ生活し始め、働き始めると名古屋は思いのほか住み心地が良く、名古屋での仕事も予想に反して面白いものでした。

今振り返ると、当時の諸先輩方が面倒見の良い方ばかりだったのと、若手が少なかったのもあって色々と気にかけてくれたことが大きかったと思います。

ただ、それでも本社の出来事や同期の近況などはどうしても物理的に距離があるため、見聞きする機会が激減しました。たまに出張で本社に行っても、周りの方は当然日々の業務に忙しくされているので、あまり交流する機会も時間もなく、自分の会社の本社に行ってもそこには居所がない感覚のようなものを感じていました。

この辺りの、当時の自分が実感した事業所の多拠点化が生む「所在なさ」のようなものが、創業事業のTUNAGで解決したい組織課題の1つになっていたりします。

ともあれ、ネガティブな気分にずっと陥っていたわけではなく、全く新しい環境で新しいスタートを切る中で、「なるべく早く大きな成果を上げて、成長した自分になって東京に戻るぞ!」と反骨精神で仕事に取り組みだしていました。

しかし、自分の決意や気合いに反して、この時には成果はなかなか上げられませんでした。気合いがから回って、先輩方に生意気なことを言ったり、扱いづらい部分も多く、迷惑をかけることが多かったと記憶しています。

そして実は、この空回りを続けていた社会人2年目の頃に、今一緒に会社をやっている代表の加藤と知り合いました。

ここから8年して一緒に会社を立ち上げることになるんですが、本当に「人と人との出会い」って分からないものです。当時、24歳と27歳くらいだと思います。お互いその後一緒に会社を立ち上げることになるとは、思いも寄らなかったです。

この新入社員当時の名古屋赴任が無ければ、スタメンの創業に関わっていなかったんだと思うと、人生のチャンスはどこに転がっているか分からないものだなと、本当に思います。

今、この記事を読んでいる皆さんの中にも、希望通りではない配属や業務に当たっている方が当然いらっしゃると思いますが、前向きにポジティブに成果を出すべくあがいていると、思わぬ形でチャンスが舞い込んでくることがあります。

しかも、そのチャンスはその時点ではチャンスとは気付けないさりげない出来事だったりします。クサらず目の前の業務に全力で当たり続けることが、道を拓くキッカケになったりするものなんです。僕のつたない経験上ではそう実感しています。

3年目に種から芽が出始めた

先ほど書いたようにすぐに大きな成果は上げられませんでしたが、それでも少しずつ経験が積み上がっていきました。それに伴い、小さな成功体験ができたり、自分一人でプロジェクトを一通り担当することができるスキルが徐々についてきました。

仕事って面白いもので、成果が上がりだすとポポポッと一気に連鎖して物事が動き始めることがあります。僕にとってはまさにこの社会人3年目がそういう時期でした。

そして、成果が上がりはじめることで、自分のこれまでの取組みやプロセスにも自信が出てきて、自己肯定力が磨かれてきます。自信が出てくるからこそ、提案や発言に説得力が加味されて、より成果が上がりやすくなるみたいな相乗効果があったんだと思います。

仕事はやればやるほど面白くなっていく側面があって、業務を続けていく中で少しずつ取り組む課題や目標がレベルアップしていき、それに取り組む中でまた新しい気づきがあり、自分の視野も広がっていきます。こうなってくると色々な好循環がまわり始めます。

スタメンでも、自分の経験を振り返って、上記のようなポジティブな連鎖が生まれやすいような組織づくりや環境づくりを意識的に行なっています。業務を振り出す時に、その人の出来ることでなく、ちょっと背伸びしてギリギリ届くか届かないかくらいのお願いをしていく、などがその一例です。

この辺りは、開発メンバーの松谷くんの記事にも言及があるので、良かったら参考にしてもらえればと思います。

キャリアチェンジのきっかけ

研修時代から含めて4年半務め、深い愛着が湧いていた最初の会社を卒業しようと思ったキッカケは、あるブログ記事を読んだことにありました。

日本を代表するクリエイティブラボ PARTYのファウンダーである清水幹太さんの下記の記事です。

『私は広告賞を獲りたかった』

この記事を読んだ時、僕はオフィスの会議室で1人夜な夜な翌日に控えたプレゼンの準備をしてたんですが、読みながら脂汗をたくさんかいて、えも言えない気持ちになったのを覚えています。

このブログを読んでそういう感情になった人は当時めちゃくちゃ多かっただろうと思うんですが、僕にも脳天をカチ割られるような衝撃が今でも残っていて、事あるごとに定期的に読み返しているエピソードです。

読み返す度に、あれだけ凄い人でも、紆余曲折を経て努力を重ねてチャレンジしてきたからこそ、大きな成果が上げられてきたんだという、至極当たり前の事実を再認識させられます。

タイミング的には、社会人5年目に突入したくらいの頃で、自分の成長曲線が1〜3年目くらいと比べて鈍化しつつあることを感じていたんだと思います。だからこそ、余計に響きました。

27歳くらいって、ちょうど30歳に向けての焦りが出てくる時期でもあるので、そういうものが重なって、「俺はこのままで良いんだろうか・・・」と、自問自答するようになってきました。

そして悩んでいても仕方ないので、僕も新たなチャレンジをすべくこれをきっかけに転職活動し始めました。

初めての転職活動

そんなこんなで初めての転職活動を始めるわけですが、当然色々と悩むわけです。

せっかく好きだった仕事や会社を卒業して新しい環境に飛び込むのだから、妥協せずに新しいキャリアを探してみようと思っていました。当時は周りに転職した友人などがとても少なかったので、相談する相手もなかなかおらず、選考の過程で色々な企業の方とお会いして今後のキャリアの指針を煮詰めていきました。

まさにWantedlyを活用して転職を考えだした方の中には、当時の僕と同じような気持ちの方も多数いらっしゃると思います。

新卒時代の就活と違って、働くことに対する具体的なイメージをすでに持っているからこそ、悩む部分や考える部分の幅が広がっていて、余計に決断するのが難しくなっているのかもしれません。

ただ、最終的には1社に絞るしかないわけで、決断に悩んでいるかと思えば、その悩みを一気に突き破るようなビビッとくる出会いがすぐそこに待っていることもあります。

就職活動とか転職活動ってやっぱり恋愛に似ているなと思っていて、「なんだかよく分からないけど一目惚れした」みたいなことがけっこうあると思うんです。

スタメンともまずは出会って欲しい

僕たちの会社スタメンは、名古屋発のスタートアップベンチャーで創業事業で「TUNAG」というHR Tech領域のサービスをやっています。そんな僕たちとも、会って話しを聞いてみたらお互いにビビッとくるかもしれません。

これまで会社を初めて約1年半の間に、Wantedlyをはじめとした採用サービスなどを通じてたくさんの方とお会いする中で、実際に多くのビビビッがありました。

初めての面談から入社が決まって就業を開始まで、わずか1週間で事が進んだメンバーもいます。

創業者3名でスタートしたこのスタメンももうすぐで30名の所帯になります。今後の航海が楽しみになる心強いクルーが日々集まってくれています。

WantedlyのSTORYに転職までの経緯を記載してくれているスタメンメンバーの記事にもありますが、これまでジョインしてくれたメンバーの多くは、初めて面談で会った時は本当に気軽な気持ちで、まずは話だけ聞きに来ましたっていう人が多いです。転職活動自体を本格的に行っていなかったメンバーも少なくないです。

お互いのことを話しているうちに、感じ入るもの、共鳴するものがあって、一緒に同じ船で頑張って大きな成果を目指そうとなり、入社を決意してくれたメンバーが多いんです。この記事の途中にも書きましたが、キッカケはどこに転がっているかやっぱり分からないものです。

僕と加藤の場合も、出会ってから会社を操業するまで8年の月日があったので、この記事を読んで少しでもスタメンのことや、僕らの事業「TUNAG」に興味を持っていただけたなら、まずは気軽に会社でざっくばらんにお話しできればと思います。もしかしたら、一緒にやっていこうとなるかもしれませんし、そうでなくても、数年後に思わぬ形で再会することになるかもしれません。

そういうちょっとした出会いが、将来を大きく左右することがあるから人生って楽しいですよね。まだ見ぬあなたと、直接会ってお話しできることを楽しみにお待ちしています!

ちなみに、この転職活動の後、僕はアパレル小売業界へ転身し、その後、仕事を辞めてプログラミングの専門学校に通い、フィリピン留学を経て、帰国後にようやくITベンチャーの世界に身を置くようになります。そして、縁あってベトナムで海外子会社の立ち上げをやるようになり、激動の2年間を過ごし、ベトナムから帰国後にスタメンの創業に携わっていくようになります。

フィリピンに留学していた頃には、まさかその後、1つ海を隔てたベトナムで会社をやることになるとは、これまた思いも寄らずでした。

この辺りの初めての転職後の話は記事がかなり長くなってきたので、また日をおいて機会があれば書きたいと思います。今後とも、スタメンやTUNAGに少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

よろしくお願いします!

株式会社スタメン's job postings
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