採用トレンドの最新情報・成功のポイントと事例

2026年採用トレンド|新卒・中途の最新動向と実践手法まとめ

2026年の採用市場は、少子高齢化による労働力不足に加え、企業間の採用競争がさらに激しくなり、従来の「求人を出して待つ」手法だけでは人材確保が難しくなっています。また、AI・DXの進展や候補者の価値観の変化、企業と候補者双方の情報発信・リサーチの活発化が同時に進んでおり、採用活動は大きな転換点を迎えています。

本記事では、こうした変化がなぜ起きているのかという背景を整理したうえで、新卒・中途それぞれの最新トレンド、AI・DXや採用支援サービスの動向まで、2026年の採用市場を体系的に解説します。

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2026年の採用トレンドを生む背景

採用トレンドは単発の流行ではなく、市場構造やテクノロジー、求職者の価値観変化によって生まれています。背景を理解することで、自社に適用すべき施策の優先順位が明確になるでしょう。
ここでは、2026年の採用トレンドを作る要因を整理します。

▍採用トレンドを作る要因
・構造的な人手不足と採用難の常態化
・AI活用やDX化の普及と採用プロセスの変化
・候補者の価値観の変化
・候補者の企業リサーチと、企業の情報発信が活発化

構造的な人手不足と採用難の常態化

日本では少子高齢化の進行により生産年齢人口の減少が続いており、労働力不足は一時的な景気変動ではなく構造的な問題になっています。有効求人倍率も高止まりの傾向が続き、企業間の人材獲得競争は年々激しさを増しています。
こうした需給環境により、採用にかけるコストや期間そのものが増加傾向にあり、従来の採用計画の前提を見直す企業が増えています。
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AI活用やDX化の普及と採用プロセスの変化

採用領域でもAI・DXの導入が急速に進んでいます。書類選考の自動化、日程調整の効率化、チャットボットによる候補者対応などにより、採用担当者の業務は「作業」から「設計」へとシフトしています。
特に重要なのは、候補者に対してどのような採用体験を提供するかというCX設計です。テクノロジーは効率化の手段であり、最終的な差別化のポイントは体験設計にあります。
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候補者の価値観の変化

候補者が就職・転職先を選ぶ際に重視する軸そのものが変化しています。特に若手採用の中心層となったZ世代は、給与や待遇だけでなく、社会的意義や成長機会、心理的安全性を重視する傾向が強く、単一の条件ではなく複数の要素を総合的に見て意思決定する姿勢が強まっています。

こうした価値観の変化により、求人票に条件を並べるだけの訴求では候補者の意思決定を動かしにくくなっています。自社が何を大切にし、どのような環境を提供できるのかを、候補者の重視する軸に合わせて言語化することが求められています。
【関連記事】Z世代の採用で失敗しないためのポイント

候補者の企業リサーチと、企業の情報発信が活発化

候補者の価値観が変化したことに加え、情報収集の手段自体も大きく変わりました。SNSや口コミサイトの普及により、候補者は求人票だけでなく、社員個人の発信や第三者による評価など、複数の情報源から企業の実態を調べたうえで応募を判断するようになっています。
こうした動きを受け、企業側も採用サイトやSNS、社員インタビューなどを通じて、自社の情報を積極的に発信する動きが広がっています。

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採用マーケティングとは?メリット・手法・導入の流れ・代表的なフレームワーク【図解や事例も】
採用マーケティングとは、自社の魅力を戦略的に伝えて「理想の候補者に選ばれる仕組み」を作る新しい採用戦略です。労働力不足で「応募を待つ」手法が限界を迎える中、潜在層へのアプローチやファン化を通じて採用成果を最大化する具体策を解説します。本記事では、導入の5ステップや実践的なフレームワーク、成功事例を図解付きで分かりやすく紹介します。

新卒採用の最新トレンド|早期化・通年化・CX重視

新卒採用は「一括採用」から「接点設計型」へと変化しています。早期化・通年化に加え、体験設計の質が成果を左右する時代です。ここでは、現在の新卒採用における主要トレンドを整理します。
【関連記事】新卒採用とは

▍新卒採用のトレンド
・採用活動の早期化と通年採用の拡大
・オンライン/オフラインを組み合わせたハイブリッド選考
・採用CXと内定辞退率の低減
・Z世代向けコンテンツの強化

採用活動の早期化と通年採用の拡大

インターンシップやイベントの前倒しが進み、企業と学生の接点は大学3年以前から始まるケースも珍しくありません。これに伴い、内定出しの時期も早期化し、最初に学生と接点を持った企業がそのまま採用につながるケースも増加しました。

また、通年採用やリターンオファーの活用により、一括採用に依存しない柔軟な採用体制を構築する企業も増えています。これにより、短期的な母集団形成だけでなく、中長期で候補者との関係を維持する設計が重要になっています。
【関連記事】新卒採用のスケジュール

オンライン/オフラインを組み合わせたハイブリッド選考

説明会や一次面接はオンラインで効率的に実施し、最終面接やオファー面談はオフラインで実施するなど、オンラインとオフラインを組み合わせた選考設計が一般化しました。

重要なのは単なる使い分けではなく、「どのフェーズでどの体験を提供するか」という設計です。例えば、初期接点では参加ハードルの低さを重視し、最終フェーズではカルチャー理解や相互理解を深める場を設けるなど、目的に応じた最適化が求められます。
【関連記事】オンライン面接で失敗しないコツ

採用CXと内定辞退率の低減

内定辞退率の高止まりを背景に、採用CXの重要性はさらに高まっています。単に選考を進めるだけでなく、「候補者がどのような感情変化を経て意思決定するか」を設計する視点が不可欠です。

具体的には、選考中の迅速かつ丁寧なコミュニケーション、社員との接点提供、リアルな情報開示などに加え、内定後のフォロー設計が重要になるでしょう。内定者面談やコミュニティ形成、入社前コンテンツの提供などを通じ、不安の解消と志望度の維持を図ることが求められます。
【関連記事】採用CX(候補者体験)とは
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【関連記事】内定者フォロー事例

Z世代向けのコンテンツの強化

Z世代はテキスト情報だけでなく、視覚的・体験的な情報から企業理解を深める傾向があります。そのため、動画コンテンツやSNS、社員インタビューなど、リアリティのある情報発信が重要です。

特に、「どんな人が働いているか」「どんな価値観を大切にしているか」といったストーリー性のあるコンテンツは、共感形成に直結します。また、カジュアル面談やミートアップといった双方向の接点を設けることで、企業理解と志望度を同時に高めることが可能です。
【関連記事】採用動画のトレンド

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中途採用の最新トレンド|ダイレクト・リファラル・スキルベース

中途採用では、チャネルの多様化とターゲティングの高度化が進みました。従来の求人依存から脱却し、複数手法の組み合わせが前提となっています。
【関連記事】中途採用とは

▍中途採用のトレンド
・ダイレクトリクルーティングの定着
・リファラル採用の制度化
・スキルベース採用と専門人材の獲得競争
・柔軟な働き方・待遇条件による差別化

ダイレクトリクルーティングの定着

スカウト型採用は一過性のトレンドではなく、現在では中途採用における主要チャネルのひとつとして定着しています。転職顕在層だけでなく、情報収集段階にある潜在層へアプローチできる点がダイレクトリクルーティングの強みです。

従来の求人媒体では出会えなかった層と接点を持てるため、採用難易度の高い職種やポジションほど活用が進んでいます。単なる一斉配信ではなく、「なぜあなたに声をかけたのか」を伝えるパーソナライズドなスカウトが返信率や面談化率を左右するため、スカウト文面の設計や送信後のフォロー体制まで含めて、運用力が成果に直結します。
【関連記事】ダイレクトリクルーティングとは

リファラル採用の制度化

リファラル採用は、社員の紹介に依存した偶発的な採用から、再現性のある仕組みへと進化しました。成功している企業では、紹介インセンティブの設計だけでなく、紹介しやすい環境づくりやカルチャー醸成まで含めて制度化しています。

リファラル採用の成功には、「募集ポジションや求める人物像を社内に共有する」「カジュアルに紹介できる場を設ける」「選考状況を可視化する」など、社員が関与しやすい仕組みが重要です。リファラル採用はカルチャーフィットの高い人材を採用しやすく、定着率向上にも寄与するため、中長期的な採用基盤としての価値が高まっています。
【関連記事】リファラル採用とは

スキルベース採用の広がり

学歴や職歴といった従来の指標ではなく、「具体的に何ができるか」「どのような成果を出してきたか」を重視するスキルベース採用が主流になりつつあります。

特にIT・デジタル領域や専門職ではこの傾向が顕著で、ポートフォリオや実技課題、トライアルなどを通じてスキルを見極めるケースも増えています。こうした動きに伴い、職務記述書(JD)の精度や評価基準の明確化も、これまで以上に重要になってきました。

柔軟な働き方・待遇条件による差別化

フルリモートやハイブリッド勤務、フレックスタイム制、副業容認、週休3日制など、働き方の柔軟性は採用における重要な差別化要素です。特に中途採用では、仕事内容と同等かそれ以上に意思決定に影響するケースも少なくありません。

また、単に制度を用意するだけでなく、「実際に活用されているか」「どのように運用されているか」といったリアリティも重視されます。働き方に関する情報を具体的に開示し、自社に合う人材とのマッチング精度を高めることが、結果として採用効率の向上につながります。

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中途採用向けの求人媒体25サービス徹底比較|タイプ別の解説・媒体選定チェックリスト・選び方のポイント
中途採用で活用できる求人媒体25サービスを比較し、それぞれの特徴や選び方のポイントをわかりやすく解説します。中途採用における媒体選定時のチェックリストも用意していますので、自社に合った媒体を見極める際にお役立てください。

AI・DX・採用支援サービスの最新トレンド

採用活動はAIや支援サービスといったテクノロジーによって大きく進化しています。効率化だけでなく、意思決定の質を高める活用が求められています。

▍AI・DX・採用支援サービス関連のトレンド
・AIスクリーニング・チャットボット・スケジューラーの普及
・データドリブンな採用運用と要件定義の重要性
・RPO(採用代行)や外部パートナーとの協業

AIスクリーニング・チャットボット・スケジューラーの普及

採用領域では、AIを活用した業務自動化が急速に進んできました。代表例として、AIによる応募書類のスクリーニング、候補者からの問い合わせ対応を行うチャットボット、面接日程の自動調整ツールなどが挙げられます。

これらを導入することで、今まで採用担当者が多くの時間を割いていた定型業務を削減し、面接や候補者フォロー、採用戦略の設計といった付加価値の高い業務に集中できます。特に応募数が多い企業では、対応スピードの向上がそのまま面接設定率や志望度向上につながるため、単なる効率化にとどまらず成果への影響も大きいでしょう。

一方で、AIの活用はあくまで補助的な手段であり、最終的な判断や候補者体験の質は人が設計する必要があります。どの業務を自動化し、どこに人の介在価値を置くかの切り分けが重要です。
【関連記事】AI採用とは

データドリブンな採用運用と要件定義の重要性

採用活動においても、感覚や経験だけに頼るのではなく、データにもとづいた意思決定が求められています。具体的には、応募数、書類通過率、面接設定率、内定承諾率、入社後定着率などの指標を一貫して追い、ボトルネックを特定しながら改善していくことが重要です。

特に重要なのが、採用の起点となる要件定義です。求めるスキルや経験が曖昧なままでは、どのチャネルを使ってもミスマッチが発生しやすくなります。逆に、要件が明確であれば、スカウト文面や求人内容、面接評価基準まで一貫性を持たせることができ、採用精度が向上するでしょう。

成果を出している企業ほど、「要件定義の明確さ」「複数チャネルの組み合わせ」「データにもとづく改善」という3点を共通して実践しています。単発の施策ではなく、運用全体を設計する視点が求められます。
【関連記事】採用KPIとは
【関連記事】採用データ分析

RPO(採用代行)や外部パートナーとの協業

採用難度の上昇に伴い、すべての業務を内製で完結させるのが難しくなっており、RPO(採用代行)や外部パートナーの活用が広がってきました。スカウト運用、母集団形成、日程調整、面接代行など、業務単位で委託するケースが一般的です。

外部パートナーを活用することで、リソース不足を補うだけでなく、専門的なノウハウや最新の採用トレンドを取り入れることができます。一方で、丸投げすれば自社にノウハウが蓄積されず、採用の再現性が担保できないという課題もあります。

そのため、「どの業務を外部に任せ、どこを自社で担うのか」を明確に切り分けることが重要です。要件定義や最終判断、候補者体験の設計など、採用の中核となる部分は自社で持ちながら、実行部分を外部と協業する形が、現在の主流となっています。
【関連記事】RPOとは

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採用トレンドを取り入れ、成果に変えるために必要なこと

2026年の採用は「CX設計」「チャネルの組み合わせ」「データ活用」が成果のカギとなります。特定の手法に依存するのではなく、自社に合ったポートフォリオを構築することが重要です。

しかし採用トレンドを理解するだけでは成果にはつながりません。実務に落とし込み、継続的に改善することが重要です。実行のポイントは以下のとおりです。

複数の採用手法を組み合わせてポートフォリオを組む

単一チャネルへの依存はリスクとなりかねません。例えば、求人媒体だけに依存すると市況の影響を受けやすく、スカウトだけでは運用負荷が高くなるなど、それぞれに限界があります。

そのため、ダイレクトリクルーティング、リファラル、求人媒体、オウンドメディア、SNSなどを組み合わせ、「採用ポートフォリオ」として設計することが求められます。特に重要なのは、各手法の役割を明確にすることです。

例えば、「短期で応募数を確保する施策(求人媒体・スカウト)」と、「中長期で効く資産型施策(オウンドメディア・SNS・採用マーケティング)」に分けて考えることで、安定した採用基盤を構築できるでしょう。トレンドを追うだけでなく、自社にとって最適な組み合わせの検討が重要です。

データを見ながら採用プロセスを改善する

採用活動を成果につなげるためには、各プロセスを可視化し、データにもとづいて継続的に改善することが不可欠です。応募数だけでなく、書類通過率、面接設定率、内定承諾率、辞退率、入社後定着率など、複数の指標を一貫して見ていく必要があります。

例えば、応募は集まっているが面接設定率が低い場合は初期接触の設計に課題があり、内定辞退が多い場合はCXや情報提供に改善余地があるといったように、ボトルネックを特定できます。

データだけでなく、現場社員や候補者からのフィードバックも改善材料です。選考体験の感想や入社後のギャップなどを収集し、メッセージやプロセス、チャネル選定に反映していくことで、採用の精度と再現性を高められます。

まとめ

昨今のトレンドの採用手法を取り入れることで、企業を悩ませる採用の課題が解決に向かうことがあります。

ポイントは、従来からの一般的な採用手法も含め、採用の目的に合った手法を活用することです。ダイレクトリクルーティングやオウンドメディアとしての機能もある、Wantedlyの活用もぜひご検討ください。

Wantedlyを取り入れて採用に成功した事例

実際にWantedlyを活用して、採用に成功した事例を紹介します。

メトロエンジン株式会社

メトロエンジン株式会社

メトロエンジン株式会社は、機械学習を活用した宿泊施設向けの価格設定ツールを展開している企業です。積極的な採用活動を行うため、Wantedlyのスカウトによるダイレクトリクルーティングを展開しました。

Wantedlyの登録者情報は職務経歴書とは異なり、趣味や学生時代の経験などが厚く書かれていることが多く、人となりがわかりやすいことが利点です。また、「このさきやってみたいこと」という項目をもとに興味を持ってもらいやすい人材にスカウトを送りました。

結果、営業担当2名、カスタマーサクセス1名の採用に成功。採用単価は20万円を切りました。また、スカウトを送ってから2週間で内定を出した事例もあるなど早期採用にもつながっています。

メトロエンジン株式会社が行った採用施策の詳細と類似の事例を1つの資料にわかりやすくまとめました。ぜひ一度確認してみてください。

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パスクリエイト株式会社

妊活・妊娠・育活の商品開発・販売を手がけるパスクリエイト株式会社は、マーケターの採用にあたって、最終面接前の辞退が相次ぐという課題を抱えていました。

そこでWantedlyを利用して、ストーリー機能をオウンドメディアのように活用し、想いやカルチャーを発信。結果、Webマーケター2名とオウンドメディア事業のリーダー候補1名を採用できました。なお、3名とも社員のインタビューやイベントの記事を見ての応募でした。

また、従来の人材紹介からWantedlyとリファラル採用に切り替えたことで、採用コストの89%削減を達成しています。

パスクリエイト株式会社が行った採用施策の詳細と類似の事例を1つの資料にわかりやすくまとめました。ぜひ一度確認してみてください。

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