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青春を捧げたチアリーダーを引退した私がメドレーという舞台でクリニックを応援することに決めた理由

はじめまして、株式会社メドレーの伊藤です。

私は、オンライン診療アプリ「CLINICS」のチームで、CLINICS導入後の病院やクリニックを対象に、患者さんへの案内方法の提案やアプリの活用促進をサポートしています。

昨年9月に入社し、濃厚な毎日を送っていたらあっという間に半年が経っていました。

これを機に、私の経歴を交えつつ、入社した理由について書かせていただこうと思います。よろしくお願いします。

新卒から6年間のゼロックス時代と初めての転職

2009年に新卒で富士ゼロックス東京株式会社に入社し、6年間システム周りの法人営業をしていました。

日々スピーディに変化するITソリューションの営業は非常に興味深く、「営業は天職だ」と感じながら仕事をしていました。

その成果が実り、全国ゼロックスグループ内で表彰していただいたり、褒賞旅行で海外に連れて行っていただいたり、苦労もありながらも、同僚や同期に恵まれて充実した6年間を過ごしました。

初めての転職を考えたのは2015年、ちょうど30歳になる年のことでした。

『30歳になる瞬間、何をしていたいだろう』と考え、『新しい環境にチャレンジしてみよう』と決めた事がきっかけでした。

また、ゼロックス時代はクライアントを多く抱えていたため、次のステップとして、一件一件深く丁寧に向き合った仕事スタイルを希望していたことも転職理由の一つでした。

医療業界に関わり始めたエムスリーキャリア時代

転職エージェントから数件紹介された中で、医師の転職コンサルタントという仕事に興味が湧き、エムスリーキャリア株式会社という医療ベンチャーに入職することになりました。

医療業界に関わり始めたのはこの時からでした。

南日本(中四国、九州)で転職希望する先生方の希望をヒアリングをし、各病院に匿名で打診をしていく。先生の希望と医療機関の希望、双方の折り合いがつくように面接には全て同行し、採用条件の交渉をする。そのためしょっちゅう南日本を飛び回っていました。

余談ですが、生まれてからほぼ東京から出たことのない私が、1年半で南日本ほぼ全て制覇できたことは、とても良い経験でした。

私が訪問した医療機関の多くは総じて医師不足で、何とか非常勤でつないでいる診療科が多く、『医師免許を持っていれば何科の先生でも』と希望してくる医療機関も少なくありませんでした

そのため、医師一人の転職が地域にもたらすインパクトは非常に大きく、やりがいを感じられるお仕事でした。しかしそれと同時に、何か漠然と引っかかるものも感じはじめていました。

その一つは、医療業界のIT化の遅れを目の当たりにしたことです。

前職でITソリューションの営業をしていた目線で見てみると、医療業界、特に地方の医療機関に関してはタイムスリップしてしまったかのように、システム構築がされていないまま、数十年時が経ってしまっているように感じました。

医師の転職を支援することだけでは、医療業界の問題を根本的に変えることにはならないのではないかと徐々に思い始めました。

もう一つは、自分自身の働き方でした。エムスリーキャリアは、人数もどんどん増え、業務オペレーションも構築されつつあり、ちょうどベンチャーを抜け出すフェーズに差し掛かっていました。

「安定している」という観点でいえば非常に恵まれていましたが、そもそも自分の中で安定感は優先順位が高いわけではなかったため、少々違和感を覚えたのが正直なところです。

そこで、ちょうど1年半経った2016年9月、31歳の誕生日の前日に退職をしました。

旧友藤田との再会

少し遡って、実際に退職を決めたのは7月のことでした。

ちょうどその頃、チアリーダーとして所属していたプロバスケットボールチームが良い成績を収め、学生から12年間続けたチアリーダー人生の引退を決めた事もきっかけとなり、次のステップを考え始めました。

改めてどんな事がやりたいかを考えて転職先を探そうと思っていたため、会社に退職の申し出をした際には、まだ転職先は決まっていませんでした。もちろん、数ヶ月後にはメドレーに籍を置いていることなど、この時は思ってもいませんでした

藤田から連絡が来たのは、退職の申し出をした数日後でした。共通の友人から、私が退職を決めた事を聞いたようでした。藤田とは、学生時代、お互い体育会に所属していたため、トレーニング場所で会う友人でしたが、ビジネスに本気な彼は、しばしば私の働きぶりに激励のメッセージをくれていました。

その藤田から、『営業経験と医療業界経験は力になる。一度話を聞いてみない?』と持ちかけられ、およそ8年ぶりに再会をしました。

久々に会った藤田は、学生の頃よりも数段増してギラギラしていましたが、ひとたびメドレーの話、特にCLINICSの話を始めると、急に目がキラキラし出したことが今でも印象に残っています。

▼ギラギラしている藤田

医療×ITの実現に携われる事、プロフェッショナルが揃っている環境、前人未到な事を成し遂げようとする勢い、遠隔診療が当たり前になる前の「今」だからこそ経験できる苦労と楽しみ。

話を聞けば聞くほどワクワクしました。

「もし興味があるなら代表に会ってもらいたいから場所を移動しよう」と言われ、その用意周到さに若干怪しさを感じたものの(笑)、その時点でメドレーという会社に惹かれつつあった私は、迷うことなくついていく事にしました。

メドレー代表瀧口との出会い

お店を移動して、代表の瀧口と面会しました。会った瞬間、ものすごいオーラと鋭い目線に圧倒された事ははっきり覚えています。

今までどんな仕事をしていたのか、なぜ辞めようと思ったのか、藤田からメドレーの話を聞いてどう思ったか等、雑談を交えてざっくばらんな質問をされましたが、雰囲気に押されて100%の回答はできなかった事が今でも悔やまれます。

瀧口の自信に溢れた雰囲気に「こんなに自分の会社を誇りに思える代表がいる会社って素晴らしいな」と感じ、更にメドレーの魅力に引き込まれていきましたが、その気持ちと比例して「優秀なプロフェッショナル集団の中で自分に何ができるのか」「足を引っ張り続けるんじゃないか」という不安も芽生えてきました。

「一緒に頑張ろう」と握手を求めてられた瞬間、先ほどの不安が一瞬よぎりましたが、ワクワクする気持ちと挑戦したいという気持ちが勝り、気づくとすぐに「よろしくお願いします!」と握手に応じていました。

転職に悩む女性たちへ

実は瀧口との会話で、私はある違和感を感じていました。

来るべきはずと構えていた質問がなかったのです。

「結婚の予定はありますか?」
「いつまで働きたいと思っていますか?」

1回目の転職時に数社でこの質問をされて、驚きました。

なぜ、女性はただライフプランを考えるだけで期限付きだと決めつけられるのだろうか

私の友人の中には、ダイレクトに「2〜3年で出産とかも考えてますよね?」と言われたという話も聞いた事があり、ある程度年頃になってくると仕方がないと考えなければいけないものかと、無理に自分を納得させていました。

メドレーで新しい時代を作る担い手になりたいという気持ちが湧いてきながらも、いつこの質問がくるか、回答によっては不採用になるかもしれないと、正直ずっと構えていました。しかしそれは見事に裏切られ、一度もプライベートな事についての質問はありませんでした。

今このブログを読んでいただいている女性のみなさんの中でも、「転職タイミング」について一度は考えたことがある方もいるかと思います。

福利厚生はどうか、女性が働きやすい環境なのかどうか、育休取得率は・・・面接で実際にこのような質問をした人も多くいらっしゃる事と思います。

仕事について一生懸命な人ほど、この悩みは尽きないものだと私は考えています。私自身、長く仕事を続けるにあたって、ライフプランとのバランスを取りつつもスキルアップを続けていきたいと思っており、メドレーはそれが叶う職場だと感じています。

入社前、メドレーは男子校のようだと聞いており(笑)、実際私が所属するCLINICS事業部はほぼ男性ばかりですが、仕事の責任感に男女も経歴も関係なく、良い意見は採用され、不足部分はみんなでブラッシュアップし、非常にフラットな職場で仕事をさせていただいています。

全員が持っている力を最大限発揮できるような柔軟性もメドレーの魅力の一つです。

メドレーに入ってみて

入社して半年経った今、こうやって振り返ると、入社前に抱いていた期待感とギャップなく働いていることを改めて実感しました。

冒頭にも書きましたが、私の仕事は、オンライン診療アプリCLINICSの活用コンサルタントです。

遠隔診療はもともとは離島・僻地から認められ、通院ハードルのある高齢者や近くに病院やクリニックがない方へのサービス提供が中心となっていました。しかし今では事実上の規制緩和ととともに、忙しいビジネスマンや、お子様を持つお母さん、ご通院に同行しているご家族の負担を軽減し、患者さんの治療継続率を向上させる事が注目されています。

医療業界には根本からの大きな変化が必要であると感じていますが、実際に遠隔診療の普及に携わってみるとそこには様々な逆風もあり、一筋縄ではいかず苦労する部分も多くあります。

しかし、それは最前線で取り組んでいるからこそ感じられるものであり、「医療のIT化」や「地方地域の医師不足」等の課題に真正面から向き合えているという実感を得られています。

遠隔診療という新しい診療スタイルが世の中に認められるためには、多くのエビデンスの構築が必要であり、患者さんの治療継続率の向上や、医療機関の診療の効率化をいかにCLINICSで図れるかどうかが重要な課題です。

システムを導入していただいている医療機関に対し、CLINICSの効率的な運用方法の構築、課題のヒアリング、解決策の提案をすることが、私の主な仕事内容です。

地域、診療科によって持っている課題も異なり、先生方によって方針も異なり、日々試行錯誤で苦労する事もたくさんありますが、一歩一歩積み重なれば成果につながる事に非常にやりがいを感じています。

数年前、スマホはまだ常識ではありませんでした。Amazon等のネットショッピングも今ほど普及していませんでした。遠隔診療も今はまだその段階ですが、「当たり前」の時代を作る事を目標に、日々チャレンジをしています。

そんなわたしは、こんな人と働きたい

先ほど、女性向けのメッセージを書かせていただきましたが、もちろん男女問わず募集中です。

私のように「自分になにができるのかな」と不安に思っている方や、「転職を考えているが自分がなにをしたいかわからない」「納得のいく職場探しをしたい」と思っていらっしゃる方にとって、メドレーは自分自身の可能性が広がるフィールドです。

メドレーでは様々なバックグラウンドを持ったメンバーが、それぞれの経験を生かし、共有し合いながら働いています。スキルアップができる環境で、真面目に愚直に面白く仕事に取り組める人とぜひ一緒に新しい時代作りへチャレンジしたいと思っています。

「スマホで診療」をもっと身近な存在にしていきませんか?

転職は人生の大きな転機です。

何かに挑戦したい人、自分自身を試したい人、毎日ワクワクしたい人はぜひ一度メドレーに話を聞きに来てみてください。

このブログにたどり着き、ここまで読んでいただいたのも何かのご縁です。お会いする日を楽しみにしています!


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「テクノロジーを活用して医療ヘルスケアの未来をつくる」というミッションの実現に向けて、現在は以下の事業を展開しています。 ■人材プラットフォーム事業 ・医療介護福祉の人材採用システム「ジョブメドレー」 ・介護事業所向けオンライン研修システム「ジョブメドレーアカデミー」 ・介護施設のマッチングサービス「介護のほんね」 ■医療プラットフォーム事業 ・オンライン医療事典「MEDLEY」 ・クラウド診療支援システム「CLINICS(クリニクス)」 ・かかりつけ薬局支援システム「Pharms(ファームス)」 ・病院向け電子カルテ「MALL(モール)」 ・歯科向けクラウド業務支援システム「Dentis(デンティス)」 ジョブメドレー事業で築いた顧客基盤や収益基盤を元に、クラウドを活用した医療SaaSの開発と市場への導入を進めています。
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医療ヘルスケア分野の課題解決を目指すメドレー、若手トップセールス候補募集!
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メドレーはエンジニアと医師・医療従事者を含む開発チームを有し、「医療ヘルスケア分野の課題を解決する」というミッションのもと、インターネットを活用した様々なサービスを提供しています。 ◆事業内容 医療介護分野における正しい情報の提供や、人手不足の解決に向けたサービスの提供を通じて、患者さんやそのご家族、そして医療従事者にとって「納得できる医療」を目指し、以下のサービスを提供しています。 ・医師たちがつくるオンライン医療事典「MEDLEY」 https://medley.life/ ・オンライン診療アプリ「CLINICS(クリニクス)」 https://clinics.medley.life/ ・医療介護分野の人材不足を解消する求人サイト「ジョブメドレー」 https://job-medley.com/ ・口コミで探せる介護施設の検索サイト「介護のほんね」 http://www.medley.jp/service/honne.html オンライン医療事典「MEDLEY」では、正しく分かりやすい医療情報を患者さんに届けることを目指して、1400以上の疾患、3万以上の医薬品、16万件の医療機関情報を提供しています。こうした情報を医学的な視点から監修するとともに、患者さんに正しい情報が伝わるよう、さまざまなコンテンツの企画・制作・発信も、医師の手で行っています。 オンライン診療アプリ「CLINICS」は、患者さんがスマートフォンやPCを用いて、ビデオチャットでかかりつけ医の診療を受けられるサービスです。現在700を超える医療機関に採用され、遠隔診療では導入数No.1を誇っています(シード・プランニング社調べ)。このシステムを医療機関に広めていく仕事も、社内にいる医師が大きな役割を担っています。 こうした医療情報の提供や遠隔診療の普及には、正しい医療知識と熱い志を持つ医師の協力が不可欠です。 メドレーの理念や取り組みに共感し、さらに広く世の中に普及させることを共に実現できる医師の方を募集しています。
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