エンジニア採用に苦戦する理由とは?採用のポイントや募集にオススメの媒体を紹介

ITエンジニアの求人倍率|最新動向と採用のコツとは?【事例つき】

IoTやAIの活用が進んでいる昨今、エンジニアを含むIT人材の需要は拡大しています。しかし、企業が求めるスキルを有する人材はなかなか採用市場に現れず、多くの企業がエンジニア不足に悩まされているのが現状です。

本記事では、エンジニアの有効求人倍率の推移や今後の展望、求職者の最新動向を解説します。エンジニア採用を成功させるポイントやオススメの採用手法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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優秀なエンジニアを採用するコツを公開

自社にマッチした優秀なエンジニアにアプローチできていますか?

開発に馴染みのない採用担当者や経営者にとって、エンジニア採用の要件を正しく設定することは容易ではありません。

そこで、優秀なエンジニアを採用するために押さえておきたいポイントを、1つの資料にまとめました。

専門知識を持たない採用担当者の方にも簡単に理解できる内容になっていますので、ぜひご覧ください。

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エンジニアの有効求人倍率

東京ハローワークが公開している「職種別有効求人・求職状況」によると、IT関連の職業における有効求人倍率は2.01倍、うちエンジニアを含むIT技術関連職の有効求人倍率は3.17倍です。全体平均が1.48倍であることから、IT人材の需要の高さがうかがえます。

有効求人倍率の推移

また、有効求人倍率の推移を見ると、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて大きく下がりましたが、その後は右肩上がりとなっています。

引用:東京ハローワーク 職種別有効求人・求職状況(一般常用)

約7割の企業がデジタル人材不足に悩まされている

IT技術が社会のインフラと化した今、多くの企業がIT人材を求めており、採用競争が激化しています。

実際に、ウォンテッドリー株式会社が独自に行った調査によると、約7割の企業が「デジタル人材が不足している」と回答。なかでもエンジニア職がもっとも必要とされています。

デジタル人材の不足

【参考】デジタル人材に関する調査結果https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/344054

2030年には約40〜80万人規模でIT人材が不足

現時点でもIT人材不足は深刻ですが、今後ますます採用競争の激化が予測されています。

経済産業省の調査によると、少子高齢化にともないIT人材は減少および高齢化が進み、2030年には約40〜80万人規模でIT人材不足が生じるとされています。

なかでも、情報セキュリティ対策を担う人材や、市場拡大が予想されるビックデータ・IoT・人工知能のスキルをもつ先端IT人材は需給ギャップの拡大が予測されているため、有効求人倍率はさらに高騰するでしょう。

引用:経済産業省 IT人材育成の状況等について

エンジニア採用が難しい理由

エンジニア採用が難しい理由は、有効求人倍率の高さだけではありません。多くの企業がエンジニア採用に苦戦する理由は、大きく分けて次の5つです。

1.IT市場の拡大により、企業競争が高まっている
2.フリーランスに転向する人材が増えている
3.各社がエンジニアの離職防止に努めている
4.スキルの見極めが難しい
5.条件・待遇面で合意が取れない

この他にも、採用基準が高すぎたり、動機づけができていなかったりなど、自社の採用体制に問題がある可能性も考えられます。

エンジニア採用に苦戦する原因・背景はこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご確認ください。

【参考】エンジニア採用が難しい理由|オススメの手法や成功事例を紹介https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/engineer_recruit_success/

エンジニアのキャリア志向と最新動向【中途・新卒別】

エンジニア採用を成功させるためには、エンジニアの傾向や特徴を理解することが重要です。ここでは、中途採用と新卒採用に分けてエンジニアのキャリア志向と最新動向を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

エンジニアが転職時に重視するのは「仕事内容のやりがい」と「自己成長性」

ウォンテッドリー株式会社が独自に行った調査によると、エンジニアが転職時にもっとも重視するのは「仕事内容のやりがい」と「自己成長性」です。

そのため、福利厚生や社風よりも、ミッション・プロジェクト内容・成長環境をアピールした方が効果的といえます。

また最近は、副業やリモートワークを希望する人も増えています。雇用条件や職場環境をすぐに変えることは難しいかもしれませんが、競争の激しいエンジニア採用を勝ち抜くためには、求職者のニーズに柔軟に対応していくことも必要でしょう。

【参考】コロナ禍の転職と副業に関する調査結果https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/356294

エンジニア志望の学生が重視するのは「挑戦できる環境」

一方、新卒エンジニアがもっとも重視するのは、「若手のうちから挑戦できる環境があること」と「自分の能力や専門分野を活かせること」です。

近年では、エンジニア職の開発ポジションごとに選考コースをわける「職種別採用」を導入する企業や、入社後の配属先を確約した状態でオファーを出す企業が増えていることから、「個人の活躍の場・成長環境を明示すること」が新卒エンジニア採用を成功させるポイントといえるでしょう。

引用:株式会社ギブリー 就職活動に関する調査

【参考】新卒エンジニア採用のオススメ媒体7選|成功のコツや事例も紹介
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/engineer_newgrads/

優秀なエンジニアを採用するためのポイント

優秀なエンジニアを採用するためのポイント

優秀なエンジニアを採用したい企業に立ちはだかる壁はいくつも存在しています。このハードルを越えてエンジニアの採用を成功させるために、企業は次のポイントを踏まえて採用活動を行いましょう。

1.売り手市場を前提として条件を設定する

引く手あまたのエンジニアを採用したい場合、雇用条件は求職者のニーズを汲んだ内容にする必要があります。

就職難といわれた時代は、企業は数多くの求職者から求める人材を採用できました。しかし売り手市場の状態では、求職者側が数多の企業から就職したい企業を選択します。優秀なエンジニアが「この企業に就職したい」と思えるような雇用条件を用意し、提示する必要があります。

2.書類だけで判断しない

エンジニアのスキルは、書類からだけでは測れません。実際に会い、技術テストやディスカッションを行い人柄やスキルを見極めることが重要です。

とくに新卒者や未経験者を採用する場合、求職者が申告するスキルと企業の求めているスキルがマッチしない可能性があります。早期離職を防ぐためにも、提供された書類だけで採用を判断しないようにしましょう。

こちらの記事では、エンジニア採用の要件として求められる開発スキルを測る方法として注目されている「Github採用」についてまとめています。ぜひあわせてご覧ください。

【参考】GitHub採用とは|エンジニア採用に有効な理由
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/github/

3.母集団形成に力を入れる

募集人数が少なければ、あらかじめ設定した人材要件に満たない求職者であっても採用の判断をしなければなりません。より多くの求職者から企業にマッチするエンジニアを獲得するために、母集団形成に注力し候補者を増やすよう努めましょう。

一度接点を持った求職者と定期的にコミュニケーションをとることも大切です。より多くの求職者と接点を持てるように採用広報にも力を入れ、会社説明会や各種イベントを開催し母集団を大きくしていきましょう。

4.フリーランス市場も視野に入れる

新卒者や転職希望者だけでなく、フリーランス市場にいるエンジニアの採用も視野にいれましょう。前述したとおり、フリーランスとして活躍するエンジニアは多くいます。より大規模なプロジェクトへの参画を希望するなど、企業への就職を検討するフリーランスエンジニアも少なくありません。

また、フリーランスエンジニアに発注する形で業務に関わってもらう方法もあります。優秀なフリーランスと継続的に関わることで人手不足を補えます。ただし、フリーランスの登用は、社員よりも高コストになることが一般的です。

エンジニア採用のオススメ手法3選

優秀なエンジニアを獲得するためには、エンジニア採用に適した採用手法を選ぶことが重要です。エンジニア採用に適する手法にはどのようなものがあるのか、確認していきましょう。

【参考】エンジニア採用を成功させるサービス16選|媒体別のコツや事例も紹介
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/engineer_recruiting_top/

1.ダイレクトリクルーティング

採用市場にはエンジニアが少なく、需給バランスが崩れていることから、求人サイトに掲載して応募を待つだけでは効果を感じられないことがままあります。そこでオススメなのがダイレクトリクルーティングです。

ダイレクトリクルーティングとは、企業が人材要件にマッチする求職者を探して直接アプローチする手法です。マッチしそうな人材に企業側が直接アプローチするため、認知度の低い企業でも成果を望めます。

Wantedlyのダイレクトスカウトでは、アクティブ度の高い候補者が中心に選出されるため、よりニーズにマッチした候補者を探せます。また、平均返信率は約20%と高返信率を誇ります。

スカウト文章だけではなく、募集やストーリーで発信した企業の魅力を届けることで、他スカウト媒体よりも高い確率で候補者から返信が届きます。登録属性や特徴についてサービス資料にまとめていますので、一度確認してみてください。

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2.リファラル採用

社員に人材を紹介してもらうリファラル採用も検討されます。採用にコストがかからず、また紹介した社員から求職者に関する情報を多く得られることも利点です。求職者側も、紹介した社員から企業の情報を得られ、ミスマッチが起こりにくいというメリットもあります。

ただし、リファラル採用では多くの候補者を獲得できないため、主たる採用手法にはできません。

【参考】リファラル採用とは|メリットや成功の鍵、成功事例を徹底紹介
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/refferal_top/

3.SNS採用

多くの人がSNSを利用していることから、採用広報においてもSNSを活用する企業が増えています。SNSの投稿で認知を高め、共感を集めつつ、SNS広告を用いて露出を増やします。

また、SNSは求職者の情報を集めやすいことも特徴です。趣味や普段の生活、性格から、これまでの実績やスキルセットまで把握できることがあります。SNSでやりとりすることでミスマッチを軽減できるだけでなく、ダイレクトメールでスカウトすることもできます。

【参考】SNS採用とは|成功事例12選と特徴や活用ポイントを解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/social_recruiting/

エンジニア採用の成功事例3選

苦戦しがちなエンジニア採用ですが、採用に成功している企業は数多くあります。ここからは、エンジニアの採用に成功した企業の事例をご紹介します。

1.株式会社コーボー

株式会社コーボー

株式会社コーボーは、ソフトウェアの開発・保守・運用を行う企業です。事業推進においてエンジニアは必須の存在ですが、なかなか採用に至らず苦労していました。求人媒体や人材紹介サービスを活用して人材獲得に励んでいたものの、会社の規模に見合わないコストが発生し、かつ思ったような成果が得られていなかったのです。

そこでWantedlyを活用し、企業の取り組みや仕事へのスタンスなどをストーリー機能を用いて発信。同時に募集記事の掲載やスカウトで採用につなげていきました。結果、エンジニア4名の採用に成功しています。

▶株式会社コーボーの採用成功事例を無料ダウンロードする

2.カラビナテクノロジー株式会社

カラビナテクノロジー株式会社

福岡を拠点にECサイトの構築やシステム開発を行うカラビナテクノロジー株式会社は、Wantedlyを活用してエンジニアの採用に成功。首都圏と比較して、さらにIT人材の採用が難しくなっている地方企業ながら、1年で5名のエンジニアを採用しました。

創業初期はリファラル採用を中心としていたものの、それでは規模拡大が難しいと求人媒体を利用。しかしなかなかマッチする媒体が見つからず、Wantedlyに着目します。

Wantedlyでは、社員紹介やストーリー機能を活用。会社のありのままを伝えることで、採用単価を抑えながら4年の利用で20~30名の採用にいたっています。

▶カラビナテクノロジー株式会社の採用成功事例を無料ダウンロードする

3.株式会社スリーシェイク

株式会社スリーシェイク

株式会社スリーシェイクは、エンジニアを中心に30名以上の採用に成功しています。

採用成功の秘訣はカジュアル面談の実施にありました。Wantedlyを活用して多くの求職者とカジュアル面談を実施し、求職者の知りたいことを中心に、企業のビジョンやプロダクトへの想いを伝えています。

また、カジュアル面談の場ではスキルの確認などは行わず、性格などを見るにとどめ、技術力はまた別の選考フェーズで確認しています。積極的なコミュニケーションを重視することで、企業ビジョンに共感する人材の獲得に成功しました。

▶株式会社スリーシェイクの採用成功事例を無料ダウンロードする

Wantedlyでは、エンジニア採用に悩む方々のために、採用成功事例のほか、知っておくべき専門知識や採用要件の考え方、募集・選考で失敗しないコツなどのノウハウを1つの資料にわかりやすくまとめています。ぜひ一度確認してみてください。

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まとめ

エンジニア採用には多くの企業が苦戦しており、採用市場にある少ないパイを多くの企業が求めている状態です。優秀なエンジニアを獲得するためには、応募を待つのではなく攻めの姿勢で積極的に活動を行う必要があります。

ダイレクトリクルーティングの活用など新たな採用手法にも挑戦し、エンジニア採用を成功させましょう。

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